トランプ関税による株安の連鎖!?…関税策見直しの可能性は
こんにちは。
日々変化する経済の動向。
資産の運用や管理などにも少しでも
役立ててほしいと思い、お金のミニ
コラムをお届けします。
目次
トランプ関税による株安の連鎖!?
…関税策見直しの可能性は
米国株式市場においても、米トランプ
政権の発表した相互関税による米国経
済への悪影響を警戒し、株価下落の流
れが続きます。
国民批判が高まれば2026年の中間選挙
にも影響が出ますが見直しの可能性は?

【パニック相場と円高進行…】
3日に1,600㌦以上下落したNYダウ平
均株価は4日も続落し、2,231㌦の下
落と1日の下落幅としては過去3番目
となりました。
VIX指数(=恐怖指数、混乱時に高まる)
は45.31と2020年4月(コロナ時)以来の
高水準となり市場はパニック状態と
言えます。
さらに米国景気悪化への対応として
FRB (日本で言う日銀) の利下げ観測
が強まったことで、ドル安円高の流
れが強まり、
ドル円レートは一時144円台を付けま
した。 こうした世界の金融市場の動
揺に歯止めが掛からなければ1㌦ =
130円台入りとの予想も出始めていま
す。

【関税策見直しの可能性は…】
米国株式の下落に拍車をかけたのは、
中国が米国に対し34%の追加関税(報
復措置)を課すことを発表したことで
す。
こうした報復関税の応酬が米国とその
他の国の間で広がり世界経済のリスク
がさらに高まるとの懸念が広がってい
ます。
実際に関税策の影響で米国内の物価高
や景気減速が広がれば、2026年の中間
選挙への悪影響も出るため見直しの動
きはあるかも知れません。
ただトランプ大統領は経済・物価への
悪影響は 一時的なものでこれに耐えれ
ば米経済は劇的に強くなると主張して
いるため、可能性は高くはなさそうで
す。

先週の株式&為替相場(前週末比)
日経平均:33,780円(-3,339)
ドル円:146.97円
NYダウ:38,314.86㌦(-3,269㌦)
先週の日経平均株価
先週は約9%の大幅下落、 昨年8月の
暴落時以来の33,000円台に突っ込み
ました。
米トランプ大統領が相互関税の詳細
を発表し日本には合計で24%の追加
関税を課すとしたほか、他地域にも
厳しめの関税率を提示したことから
世界的にリスクオフの様相が強まり
ました。
⇒ 2 日に相互関税が発表されて以降、
世界同時株安に歯止めが掛からない
状況です。
NYダウの金曜日の下落は1日の下げ幅
として史上 3番目の大きさを記録しま
した。
エネルギーや金融といった景気の影響
を受けやすい業種に加え、大手ハイテ
ク銘柄の下落が大きくなっています。
【資金の流れ】
銀行 株 ⇒ 不動産株
円 ⇒ 米ドル

関税によりアップルも株価下落の憂き目に
【解説】
トランプ大統領は「解放の日」と称し
た2日の演説で欧州、アジア、アフリ
カ、太平洋地域にまたがる180か国以
上に対する相互関税を発表しました。
米国拠点の企業が販売する製品は価格
上昇が避けられない状況です。
【ポイント】
アップルは中国の製造拠点に大きく
依存しており関税による推定395億㌦
(約5.8兆円)のコスト上昇分を相殺する
ため複数製品の価格引き上げが濃厚で
す。
値上げ幅はiPhone43%、iPad42%程
度と予想されています。
【今後の影響】
影響が懸念されアップルの株価は相互
関税発表後、2日間で約16%下落とな
りました。
第一次トランプ政権時の対中関税では
アップル製品は適用除外を受けました
が、今回はまだ除外されておらず影響
は深まりそうです。

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