トランプ関税強化で世界経済悪化の懸念!?…日本株も大幅下落

お金のコラム

こんにちは。

日々変化する経済の動向。

資産の運用や管理などにも少しでも
役立ててほしいと思い、お金のミニ
コラムをお届けします。

 

トランプ関税強化で
世界経済悪化の懸念!?

…日本株も大幅下落

2月28日の日経平均株価は一時1,400円
を超える大幅下落となりました。

大きなきっかけとなったのはトランプ
大統領が関税政策強化の姿勢を示した
ことでした。

現状と今後の注目点をまとめました。

【トランプ関税強化の姿勢は変わらず…】

トランプ大統領は1ヶ月延期されてい
たメキシコ、カナダ向けの25%の一
律関税を、予定通り3月4日に発動
る意思を示しました。

同時に中国に対する一律関税も10%→
20%に引き上げる予定です。

理由としては合成麻薬フェンタニルの
米国への流入防止対策が不十分だから
としていますが半分は口実で米国の輸
入額の上位3か国に追加関税を課し、

輸入を抑制することで米国の貿易赤字
を減らすことが大きな狙いと見られて
います。

相手国から譲歩を得れば関税計画も見
直される、との楽観論が見直され株価
下落に繋がりました。

【日本も関税対象となるか…】

またEU(欧州連合)からの輸入品に
対する25%の一律関税も近く発表さ
れる見込みです。

関税対象が大国を中心に世界的な広
がりを見せており、世界経済への悪
影響がより懸念される状況になって
きました。

また米国輸入額4位のドイツを含む
EUまで追加関税の対象となってき
たことから、第5位の日本もいよい
よ関税が及びかねません。

特に主力輸出品である自動車が関税
対象になるかどうかは、日本経済に
とって死活問題とも言えます。

こうした不安感の高まりは昨年8月の
日本株暴落時とも酷似してきており、
注意が必要です。

先週の株式&為替相場(前週末比)

日経平均:37,155円(-1,621円)

ドル円:150.71円

NYダウ:43,840.91㌦(+412㌦)

 

先週の日経平均株価

先週の日経平均株価は4桁の大幅下落
一時5か月ぶりに37,000円台を割り込
みました。

前週末に米国株が大きく下げたことで
三連休明け下落基調、さらに米エヌビ
ディアの決算発表後の下落 やトランプ
関税の動向も不安視されました。

神経質な相場環境のため荒い値動き
続きそうです。

⇒注目されていた米エヌビディアの決
算発表については、高い事前予想を超
える収益の実績と
見通しでしたが、そ
れでも市場期待に届かずその後9.2%の
大幅安となりました。

過去1~2年間の大幅な上昇はバブルと
指摘する声もあるため、恐怖感からく
狼狽売りとも言えます。

【資金の流れ】
半導体関連株 ⇒ 銀行株
円 ⇒ 米ドル

好決算でも大幅安となった
米エヌビディア

 

【解説】

米半導体大手エヌビディアが2月26日
に発表した24年11月~25年1月期決算
は、売上高が前年同期比78%増、純利
80%増と事前予想を上回り四半期ベ
ースで過去最高を更新しました。

ただ株価は勢いを欠いた状態です。

 

【ポイント】

株価上昇の重荷となったのは利益率の
低下です。

量産を始めた新型半導体ブラックウェ
の投下に伴う費用増が響き売上高総
利益率前年同期比3%減の73%でした。

これに対し投資家がネガティブに過剰
反応しました。

 

【今後の影響】

ただ業績自体は好調そのもので、中国
製半導体ディープシークの台頭を受け
てもエヌビディア製半導体の需要は旺
盛です。

市場の過剰な期待感を冷却する期間
必要かも知れませんが、AI産業は引き
続き有望と言えます。

 

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