12月に追加利上げはあり得るか!?…日銀の金融政策見通し

お金のコラム

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日々変化する経済の動向。

資産の運用や管理などにも少しでも
役立ててほしいと思い、お金のミニ
コラムをお届けします。

 

12月に追加利上げはあり得るか!?

…日銀の金融政策見通し

日本銀行の追加利上げ時期に注目が
集まっています。

国内の政治的な圧力やトランプ氏の
経済政策を見越した円安などにより
利上げ確度は高まっていますが、今
後の見通しと注目点についてまとめ
ました。

【今後の利上げ見通し…】

植田総裁は10月31日の金融政策決定
会合後の記者会見で、追加利上げ実
施への慎重姿勢を示すメッセージと
して広く認識されていた時間的余裕
はあるという表現を使うのをやめる
ことを、突然宣言しました。

これは日銀が12月あるいは来年1月
のいずれかで追加利上げを行うとい
う明確なメッセージと受け止められ
ています。

仮に12月に0.5%への利上げが実施
される場合は、0.75%に引き上げら
れるのは2025年6月とみられていま
す。

ただ利上げペースは世界経済や為替
などの外部要因の影響を強く受ける
ため確実ではありません。

【金利の最終到達点…】

日本の物価上昇率は2%を超える水準
が続いており、それは来年も継続する
と見られます。

ただこれは円安による輸入物価の上昇
という一時的な要因によるところが大
きく、為替が安定を取り戻せば1%程
度まで低下すると見られます。

そうした点も踏まえると、日銀の想定
するターミナルレート(金利の最終到達
点) の水準は1%程度だと予想されてい
ます。

ただ植田総裁はトランプ氏の経済政策
を注視しているため、一律追加関税策
など世界経済を悪化させるような動き
があれば、しばらく様子見姿勢となる
可能性もあります。

先週の株式&為替相場(前週末比)

日経平均:39,091円(+883円)

ドル円:150.01円

NYダウ:44,642.52㌦(-268㌦)

 

先週の日経平均株価

先週の日経平均株価は上昇39,000円
台に回復しました。

米国株市場が主要3指数(NYダウ、S&P
500、ナスダック)ともに史上最高値を
更新しており、日本株も引き上げられ
る形となりました。

半導体関連やAI関連、防衛関連株など
に買いが集まり、市場全体を底上げし
ています。

⇒注目された米11月雇用統計は強すぎ
ず、弱すぎない結果となり、12月米FO
MC (金融政策を決める会議)での利下げ
見通しが上昇しました。

非農業部門雇用者数は22.7万人増で市
場予想(21.4万人増)を上回りましたが、
失業率は4.2%となり市場予想と一致
しました。

【資金の流れ】
バリュー株 ⇒ 半導体関連株
円 ⇒ 米ドル

GPIFの資産配分見直し議論が本格化

【解説】

250兆円を運用する世界最大級の年
金基金、年金積立金管理運用独立行
政法人(GPIF)が2025年度から国内株
式の資産配分比率を引き上げる予
が強まっています。

比率引き上げを見越した思惑買いも
増えています。

 

【ポイント】

GPIFは5年に1度、基本ポートフォリ
オ(資産配分)を見直しており、25年度
は新たなポートフォリオが適用 され
る年になります。

これに際し、厚生労働省はGPIFの利
回り目標を0.2%引き上げる方針を示
しています。

 

【今後の影響】

日本株式と海外株式でそれぞれ5%程
の引き上げもあり得ると見られてお
り、日本株式だけでも12兆円規模の買
い需要が発生する可能性があります。

当面はGPIFの見直しを巡る議論に市場
の関心が高まりそうです。

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