ハリス氏に失速感、米大統領選のゆくえは!?…大幅な円安圧力にも注意
こんにちは。
日々変化する経済の動向。
資産の運用や管理などにも少しでも
役立ててほしいと思い、お金のミニ
コラムをお届けします。
目次
ハリス氏に失速感、
米大統領選のゆくえは!?
…大幅な円安圧力にも注意
11月5日の米大統領選が近づくなか、
ハリス氏トランプ氏の両陣営ともに選
挙終盤戦の活動を活発化しています。
現状では民主党大統領候補のハリス氏
に失速感が広がっていますが、今後の
見通しは?
【激戦7州ではトランプ氏優勢…】
10月22日時点の最新調査結果では、全
米の平均支持率はハリス氏49.3%・ト
ランプ氏48.4%で、わずかに 0.9%ポイ
ントハリス氏が上回っています。
ただ勝敗を大きく左右すると言われる
激戦7州では、すべての州でトランプ氏
がリードする展開となっています。
最近までは激戦7州では両氏の支持率は
比較的拮抗していたため、足もとでハリ
ス氏の支持率が急速に低下したと言えま
す。
英誌エコノミストは激戦7州において勝
利することにより、計538人の選挙人の
うち276人を獲得してトランプ氏が勝利
すると予想しています。
【大幅な円安に繋がる恐れも…】
ただ、ハリス氏やや劣勢ながらも、
最終結果については明確に見通せな
いまま選挙当日を迎えることになり
そうです。
そうした場合、選挙結果を受けて金
融市場が比較的大きく動きやすい環
境となるため注意が必要です。
一部アナリストの予想では、トラン
プ氏が当選して関税を大きく引き上
げることになれば米国内のインフレ
圧力に繋がり、米FRB (日本で言う
日銀)が利下げを見送る判断に繋がり
かねないとしています。
その場合の円相場は165円程度まで
下落する可能性もあるとされており、
今後の動向からは目が離せません。
先週の株式&為替相場(前週末比)
日経平均:38,981円(-1,068円)
ドル円:152.84円
NYダウ:42,114.40㌦(-1,161㌦)
先週の日経平均株価
先週の日経平均株価は2週連続の
下落、4ケタの大幅安となりました。
衆議院選挙に関して自公での過半数
が微妙といったメディア報道が出て
きたことで、27日の投開票に対する
警戒が高まりました。
東京メトロが新規上場し好スタート
を切りましたが他の多くの銘柄は売
りに押されました。
⇒外国為替市場では円相場が急落、
23日には一時1㌦=153円と7月末以来
の安値をつけました。
対円でのドル買いが突出すると、おの
ずと対ユーロなどでも円売りが加速し
ます。
30~31日の金融政策決定会合では現状
維持を決める見込みのため、円安の地
合いは続きそうです。
【資金の流れ】
ディフェンシブ株 ⇒ 輸出関連株
円 ⇒ 米ドル
衆院選結果による政治混乱は円高・株安のリスク要因に
【解説】
27日に投開票を迎えた衆議院選挙
では、自民党と公明党をあわせて
も与党で過半数の233議席を割り
込む結果 (与党211議席・野党224
議席)となりました。
与野党ともに新たな政権枠組みを
探る展開となっていきます。
【ポイント】
自民・公明の与党過半数割れは前
回政権交代が起き民主党政権が成
立した2009年以来、15年ぶりとな
ります。
金融市場の安定に配慮して、日本銀
行は追加利上げを見送り、様子見姿
勢を強めることになりそうです。
【今後の影響】
衆院で過半数の議席を持たない少数
与党内閣では政治不安がかなり強ま
り円高・株安リスクとなります。
野党提出の内閣不信任案が可決され
やすく、その結果、内閣総辞職ある
いは衆院解散を迫られる可能性もあ
ります。
****
本資料は資産運用の参考となる知識構築を目的と
しており、投資勧誘を目的として作成したもの
ではありません 。
投資に関する最終決断に関してはご自身のご判断で
行ってください。なお記載あるデータおよび表現等の
欠落・誤謬につきまして、当社は責任を負いかね
ますのでご了承ください。
****
マイホームの購入、住宅ローン、
ライフプランのご相談は
おうちの買い方相談室名古屋西店まで
お気軽にご相談ください。
すべて無料で住宅購入の夢を
サポートいたします。