日本の新しいリーダーを巡る戦い!?…総裁選候補者と金融市場への影響

お金のコラム

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日本の新しいリーダーを巡る戦い!?

…総裁選候補者と金融市場への影響

岸田首相は14日、9月の自民党総裁選
に出馬しない意向を突如表明しました。

これを受けて総裁選では新しいリーダ
ーが選ばれることになります。

想定される候補者と金融市場の見通し
についてまとめます。

【有力候補者の7名…】

今回は派閥解散後に初めて迎える派閥
なき総裁選となるため、大混戦が予想
されています。

有力な候補者は
石破茂元防衛相、河野太郎デジタル相、
茂木敏充幹事長、上川陽子外相、小泉
進次郎元環境相、小林鷹之前経済安全
保障担当相、高市早苗経済安全保障担
当相の7名と見られています。

このうち現在の政府の政策姿勢が最も
大きく変わる可能性があるのは高市氏
が選ばれた場合のみで、それ以外であ
れば岸田政権の政策を大きく転換する
ものではないとされます。

金融市場においては高市氏の動向が大
きな注目点と言えます。

【石破氏と高市氏の政策…】

7月末の世論調査では党総裁にふさわ
しい人とする回答で最も高いのは石破
氏の24%、次いで高市氏8%茂木氏
と小林氏1%という結果でした。

石破氏は金融緩和、財政出動、成長戦
略を柱としたアベノミクスに関して否
定的な考えのため、日銀の金融緩和正
常化(=引締め、利上げ)を支持
政健全化を志向すると考えられます。

また経済政策の柱として地方創生(都
市一極集中の是正)を挙げています。

一方、高市氏は 大規模金融緩和政策を
支持しており、日銀の利上げには批判
的となる可能性があります(=円安要因)。

先週の株式&為替相場(前週末比)

日経平均:38,062円(+3,037円)

ドル円:147.61円

NYダウ:40,659.76㌦(+1,162㌦)

先週の日経平均株価

先週は大幅上昇、月初の暴落前の水準
(38,000円台)まで戻しました。

米国株が大きく上昇したことに加えドル
円の動きも落ち着いてきたことが安心材
料となり、直近の下げに対する押し目買
が入りました。

岸田首相の総裁選不出馬のニュースも無
難にこなしています。

⇒米国では7月の生産者物価指数(PPI)
や消費者物価指数(CPI)がインフレ鈍
化期待を高める内容(=利下げ確度上昇)
だったことが株価を押し上げました。

また7月小売売上高は景気後退に対する
警戒を和らげる結果となり、海外投資家
も再びリスクオン姿勢となっています。

【資金の流れ】
ディフェンシブ株 ⇒ 景気敏感株
円 ⇒ 米ドル

米大統領選と株式市場の見通しを確認

【解説】

米大統領選は11月5日に投開票されます。

世界一の経済大国である米国の大統領選
は、
日本を含む世界の株式市場に大きな
影響
与えます。

現時点ではトランプ前大統領とハリス副
統領はほぼ互角の戦いをしています。

【ポイント】

トランプ氏は中国に対する関税引き上げ
や不法移民に対する規制強化を公約に掲
げています。

これらの政策はインフレ圧力が強まり兼
ないため金利上昇要因と言えます。

ハリス氏勝利の場合は逆の展開が予想さ
ます。

【今後の影響】


トランプ氏勝利=
バリュー株(割安株)上昇

ハリス氏勝利=
グロース株(成長株)上昇しやすい。


中長期的には大統領の政策よりも日米の
金融
政策及び長期金利動向の方が、株式
市場に与
える影響は大きい。

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本資料は資産運用の参考となる知識構築を目的と
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