急激な円高の背景は米国の金融政策動向!?…日本株への影響は

お金のコラム

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日々変化する経済の動向。

資産の運用や管理などにも少しでも
役立ててほしいと思い、お金のミニ
コラムをお届けします。

 

急激な円高の背景は米国
の金融政策動向!?

…日本株への影響は

先週の外国為替市場では円高が
急速に進み、5月以来となる1㌦
=151円台を付けました。

7月11日の 1㌦=161円台後半から
2週間で、10円弱の円高進行とな
ります。円高の背景を整理しました。

 

【米国の利下げ観測…】

円高の大きなきっかけとなったのは、
米国で労働需給の緩和、インフレ率
の低下を示す経済指標が発表され米
FRB (日本で言う日銀)が9月にも利下
げに踏み切るとの観測が強まった
とです。

トランプ前大統領は大統領選前に利
下げをすることは現政権を支援する
ことになるためすべきではない、と
米FRBを牽制しています。

ただ米FRBは既に情報発信を通じて、
9月FOMC (日本で言う金融政策決定
会合)での利下げの可能性を金融市場
に相当分織り込ませています。

政治情勢の変化や政治的圧力によって
このスケジュールを 見直す可能性は
低いと思われます。予想外の経済指標
が発表されない限りは9月利下げ可能
性は高そうです。

【為替との連動性を強める日本株…】

急速な円高を受けて、日本株は大きく
下落しています。先週の日経平均株価
は2,000円を超える大幅下落となり、
7月11日の高値(42,224円)から10%強
下回っています。

日本株は再び為替との強い連動性
帯びていると言えます。

日本株の調整は目先一巡すると考えら
れますが、9月の米FRBの利下げなどを
受けて、 ドル円レートが1㌦=145円前
後まで進む場合、日経平均は35,000円
程度まで下落する可能性もあります。

先週の株式&為替相場(前週末比)

日経平均:37,667円(-2,396円)

ドル円:153.76円

NYダウ:40,589.34㌦(+302㌦)

先週の日経平均株価

先週の日経平均株価は2週連続の
大幅下落となりました。

26日までに8日続落(2年9カ月ぶり)
となり、週間の下落率6%は今年2
番目の大きさです。

外国為替市場で急激に円高が進んだ
ことに加え、米国株市場でもハイテ
ク株を中心に急落していることが投
資家心理を冷やしました。

⇒外国為替市場で円相場は2か月半
ぶりに1㌦=151円台後半をつけま
した。

日本政府による11日~12日の円買い
為替介入の観測や足元の米国株大幅
安(=米利下げ確度が高まる材料)によ
り、円キャリー取引(金利差に着目し
た取引)のブームが落ち着きを見せ始
ています。

【資金の流れ】
ハイテク関連株 ⇒ バリュー株
米ドル ⇒ 円

ハリス氏の台頭により
振り出しに戻った米大統領選

【解説】

大統領選への不出馬を表明したバイデン
大統領に代わり、ハリス副大統領予想
外のスピードで民主党内での支持を固め
ました。

複数の世論調査ではトランプ氏を上回っ
おり、選挙戦は振り出しに戻った感が
あります。

 

【ポイント】

ハリス氏の強みは59歳という若さに加
え、女性であり黒人・アジア系である
ことです。

トランプ氏は女性蔑視や非白人蔑視
言をしがちな為、バイデン政権が失
った
若年層、黒人の支持を取り戻すこ
とも出
来そうです。

 

【今後の影響】

ハリス氏は税制などを通じて、中低所得
支援の姿勢が強いと言えます。

減税色の強い政策は短期的には経済に
プラ
になる一方、財政悪化から金融
市場を不
安定化させる面もあるため株
式市場への影
響も懸念されます。

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