トランプ氏再選による日本への影響は!? …トランプノミクス2.0のゆくえ
こんにちは。
日々変化する経済の動向。
資産の運用や管理などにも少しでも
役立ててほしいと思い、お金のミニ
コラムをお届けします。
目次
トランプ氏再選による日本への
影響は!?
…トランプノミクス2.0のゆくえ
7月13日に起きた襲撃事件を受けて、
米国大統領選はトランプ前大統領が
優勢との見方が一段と強まっていま
す。
トランプ氏が再選を果たした場合、
世界経済や米国経済にどのような影
響があるかまとめました。
【ドル高・株高の見方…】
トランプ氏の経済政策、いわゆる
「トランプノミクス2.0」にはドル
高・株高要因になるという見方と
ドル安・株安要因になるという両
面の見方があります。
まずは「ドル高・株高」の要因か
ら。
トランプ氏が公約に掲げる追加関
税は米国内物価を押し上げ、金利
上昇要因となるためドル高要因で
す。
また大型減税 (法人税の引き下げな
ど)の延長や規制緩和は景気にプラ
ス効果を生むため、株高の要因と
考えられます。
【ドル安・株安の見方…】
他方で、中国だけでなくすべての
貿易相手国に対して追加関税を導
入するというトランプ氏の政策で
は、 輸入を減らして米国内の生産
・雇用を拡大させる効果よりも、
経済を悪化させる効果の方が勝ると
の見方も あります。
これはノーベル賞受賞の経済学者
16人が共同で書簡をまとめたこと
でも話題となりました。
また トランプ氏はドル安政策を主
張しており、米FRBの金融政策に
関与する姿勢も通貨の信認低下に
繋がります。
ドル安となれば、現在急速な円安
による物価高で個人消費の落ち込
む日本にとってはプラスにも見え
ますが、 急激な円高は輸出企業の
収益を悪化させ株価下落=景気後
退に繋がる可能性もあり、注視が
必要です。
先週の株式&為替相場(前週末比)
日経平均:40,063円(-1,127円)
ドル円:157.43円
NYダウ:40,287.53㌦(+287㌦)
先週の日経平均株価
先週は大幅下落となりました。
米国が中国に対し輸出規制を
強化する方針を示したことで
半導体関連株が大きく売られ、
その影響から日本でもハイテク
関連銘柄の下落幅が大きくなり
ました。
また円高が進んだことで、輸出
株から内需株へ資金シフトが起
きています。
⇒11月の米大統領選に向けたレー
スは、危機一髪で暗殺を免れたト
ランプ氏が現職のバイデン大統領
を突き放した格好となりました。
2期ぶりの再選確度が高まるなか、
投資家たちの判断軸も米FRB(日本
で言う日銀)の金融政策から大統領
選の結果にシフトしてきています。
【資金の流れ】
ハイテク関連株 ⇒ バリュー株
米ドル ⇒ 円
今年も例外ではない?
米大統領選の年には
株急落のジンクス
【解説】
過去見てみると米大統領選の年
は金融・株式市場にショックが
起きる(2000年ITバブル崩壊、08
年リーマン ショック、20年新型
コロナショック)というジンクス
があります。
24年も例外ではなさそうな雰囲気
です。
【ポイント】
それぞれのショックの要因は様々
です。
ただ共通して根底にあるのは、政
策変更による混乱を避けるために
割高な資産(これまで上昇の続いた
株式)から安全資産(米国債など)へ
とマネーの大移動が起きることです。
【今後の影響】
米国株が大きく調整した場合、米株
下落や円高を待っている(投資のタイ
ミングを狙っている)個人投資家によ
る大規模な米国への資金移動が起き
ると予想されます。
本格的な資本逃避による円安加速が
懸念されます。
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本資料は資産運用の参考となる知識構築を目的と
しており、投資勧誘を目的として作成したもの
ではありません 。
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行ってください。なお記載あるデータおよび表現等の
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