注目される政策転換のタイミング!?…日銀の金融緩和と株価のゆくえ
こんにちは。
日々変化する経済の動向。
資産の運用や管理などにも少しでも
役立ててほしいと思い、お金のミニ
コラムをお届けします。
目次
注目される政策転換のタイミング!?
…日銀の金融緩和と株価のゆくえ
2月22日、日経平均株価は34年
ぶりに史上最高値を更新しました。
株価の水準はハブル期のピークを
超えましたが米国株などに比べて
も割安感は強く、更なる上昇が
期待されます。
今後の注目点と見通しとは。
【バブル崩壊から現在まで…】
バブル崩壊後に下落傾向を辿った
株価をさらに押し下げたのが2008年
のリーマンショック(世界的な金融
危機)でした。
日経平均株価は7000円台まで下落し、
ドル円レートは1㌦=70円台まで円高
が進みました。
この円高・株安が修正されるきっかけ
となったのが2013年4月の日本銀行に
よる量的・質的金融緩和でした。
これ以降円安・株高の流れが10年以上
続いており、現在の1㌦=150円までの
円安と日経平均の史上最高値 更新に繋
がりました。
このような背景から現在日銀がいつ金
融政策を転換するのかに注目が集まっ
ています。
【政策転換後には調整も…】
金融市場では今年3月あるいは4月の
金融政策決定会合で、日銀がマイナス
金利政策の解除に踏み切るのではとの
見方を強めています。
大きな政策転換を図ることになるため
物価高×円安×金融緩和=株高の循環が
逆回転に転じ株価に逆風となる可能性
もあります。
世界的な物価高騰下で、円安進行を伴
い日本株が世界で 一人勝ちしてきた
昨年来の相場環境は行き過ぎの要素も
含まれていると考えられます。
そのため環境が変化すれば来年にかけて
株価は3万円程度までは調整する可能性
もあると言われており、注意が必要です。
先週の株式&為替相場(前週末比)
日経平均:39,910円(+812円)
ドル円:150.10円
NY株式:39087.38㌦(-44㌦)
先週の日経平均株価
先週は5週連続の上昇となりました。
木曜までは方向感が定まらずに一進
一退が続きましたが、米株高や半導体
関連銘柄の上昇に後押しされ週末大幅
高となりました。
取引時間中には史上初の4万円台まで
あと10円に迫る場面もあり、引き続き
先高感が強くなっています。
⇒米国ではインフレ長期化に対する
警戒感が和らいだこともあり
ナスダック(ハイテク企業やIT関連
企業が多い米株市場のひとつ)が約
2年3ヶ月ぶりに史上最高値を更新し
ました。
ただ3月は季節的に海外勢が日本株を
売り越す傾向もあるため、動向には
注視が必要です。
【資金の流れ】
内需株 ⇒ ハイテク関連株
円 ⇒ 米ドル
日本株で注目される7銘柄
(七人の侍)と一極集中相場
【解説】
米国ではGAFA+Mにエヌビディアと
テスラを加えたM7(マグニフィセント
・セブン)が相場上昇を牽引しています。
これを受けて、海外の投資家の中では
日本株におけるM7は何か、という議論
が巻き起こっています。
【ポイント】
米ゴールドマン・サックスが『七人の
侍』と日本の注目7銘柄を紹介しました。
トヨタや三菱商事に加えて、 ディスコ
や東京エレクトロンなど半導体関連が
多くなっており日本でもハイテク銘柄
への期待が高いようです。
【今後の影響】
大型株やハイテク株に買いが集まる
一極集中相場はしばらく続きそうです。
日経平均株価は高値なのに全く儲かって
ないという日本の個人投資家(中小型株
の売買が多い)がますます増えていく事
が予想されます。
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しており、投資勧誘を目的として作成したもの
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