先進諸国をぶっちぎりの日本株!?…上昇の要因と見通し
こんにちは。
日々変化する経済の動向。
資産の運用や管理などにも少しでも
役立ててほしいと思い、お金のミニ
コラムをお届けします。
目次
先進諸国をぶっちぎりの日本株!?
…上昇の要因と見通し
先週は日経平均株価が一時3万7000円
を上回り、1990年2月以来およそ34年
ぶりの高値となりました。
3万8915円の史上最高値更新、更には
4万円到達予想も出てきていますが
今後の上昇要因をまとめます。
【海外投資家の買い…】
日経平均株価の年初からの上昇率は
約11%で世界の主要な株価指数を上
回っています。
この日本株高を演出したのは
海外投資家の買いです。
1月第3週(15~19日)時点では年初
から3週連続の買い越しで、累計は
約1兆5000億円にも上ります。
その一方で日本の個人投資家はここ
まで6週連続で売り越しとなっており、
利益確定に走る日本勢と買い上がる
海外勢の構図で儲かってるのはほぼ
海外投資家と言えます。
新NISAに より日本の個人資産2000
兆円がいよいよ投資に向き出すとの
期待感を背景に先回り買いしている
ようです。
【もしトラも買い材料…】
また今年11月の米大統領選でトランプ
前大統領が返り咲く「もしトラ」が
実現すると日本株高の材料になると
見る向きもあります。
トランプ氏が返り咲くと
❶関税引き上げなどでインフレが
再加速し米国は利上げに逆戻り、
経済に打撃となる
❷米中対立が激化し第二次貿易
戦争の恐れから地政学リスクが
高まる
などが予想されます。
日本株は米金利上昇による円安と
脱中国マネーが流れてくるという
両面から追い風が吹くと の見立てです。
ただ一方で高値警戒感からの利益確定
売りも徐々に増えており、調整局面も
ありそうです。
先週の株式&為替相場(前週末比)
日経平均:36,897円(+739円)
ドル円:149.28円
NY株式:38,671.69㌦(+17㌦)
先週の日経平均株価
先週の日経平均株価は2週連続の上昇、
9日にはバブル経済崩壊後の最高値に
当たる37,287円を付けるなど力強い
動きとなっています。
年初来の上昇幅は11%に達しており
過熱感はあるものの外国人投資家の
買いが続いており、その恩恵を受け
る大型株を中心に崩れにくい相場環
境です。
⇒相場の注目点のひとつとなっている
米国の利下げ開始時期については6月
との見方が強まっています。
パウエルFRB議長は24年に3回利下げ
する方針を示しているものの、米景気
は想定を上回る底堅さを維持しており、
今後の経済指標の内容次第では後ずれ
の可能性もあります。
【資金の流れ】
内需株 ⇒ 大型株
円 ⇒ 米ドル
日本企業初の時価総額50兆円を
達成したトヨタ株の今後は?
【解説】
トヨタ自動車の時価総額が日本企業で
初めて50兆円を突破しました。
これまでの国内最高はNTT株が1987年
に記録した49.6兆円、当時のトヨタは
4兆円台でした。
そこから40年弱でおよそ13倍まで成長
した計算です。
【ポイント】
豊田自動織機やダイハツなどグループ
企業の不正が発覚する中でも、好調な
販売と円安を背景に2024年3月期の業績
見通しを上方修正しました。
これによりトヨタ株は更に上昇、この
1年でも株価は約7割上昇しています。
【今後の影響】
今後も海外投資家を中心に買いが続く
見通しなのに加えて、国内においても
新NISAによる買付期待が高まってい
ます。
ただPBR(株価純資産倍率)も1.3倍台
に乗るなど割安感は薄れてきている点
には注意が必要です。
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本資料は資産運用の参考となる知識構築を目的と
しており、投資勧誘を目的として作成したもの
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