日本株高の背景には新NISA
こんにちは。
日々変化する経済の動向。
資産の運用や管理などにも少しでも
役立ててほしいと思い、お金のミニ
コラムをお届けします。
目次
日本株高の背景には新NISA
【解説】
年始からの日経平均株価は約2500円高
(7.5%上昇)となっており、伸び悩む
海外株に比べて好調な値動きとなって
います。
要因は海外投資家の買いに加えて、
新NISAによる個人投資家の買いが
増加していることです。
【ポイント】
つみたて投資枠NISAでは引き続き
全世界株式や米S&P500に連動する
投資信託が圧倒的な人気です。
一方で 成長投資枠NISAについては
JTや三菱UFJなど、高配当かつ安定
業績で知られる日本株が人気となって
います。
【今後の影響】
新NISAでは全体の4割が外貨建て資産
に向かうと予想されており、年1兆~
1.8兆円の外貨需要が発生(ドル高
円安要因)すると見られます。
ただ日本株買いが増えれば、円安の
一定の歯止めになる可能性もありそう
です。
先週の株式&為替相場(前週末比)
日経平均:35,963円(+386円)
ドル円:148.27円
NY株式:37,863.80㌦(+271㌦)
先週の日経平均株価
先週の日経平均株価は6週連続の上昇
となりました。
先週に続けてバブル後高値を再び更新
し、取引時間中には36,000円を超える
場面もありました。
特に海外投資家の買いが強くなって
います。
一方で高値警戒感もくすぶっていま
すが、下げてもすぐ買い戻される底
堅い相場となっています。
⇒22日~23日には日銀金融政策決定
会合がありますが、今回は政策修正は
ないと見られています。
波乱なく通過すれば日本株には好影響
が見込まれます。
また25日にはECB理事会も予定されて
おり、欧米の中央銀行がいつ利下げに
転じるかを計る上でも要注目と言えます。
【資金の流れ】
内需株 ⇒ 半導体関連株
円 ⇒ 米ドル
トランプ氏再選
「もしトラ」で懸念
されること!?
…日米金融市場の混乱
【米国ではトリプル安懸念…】
トランプ氏の米国第一主義により
先進国の軍事的な連携が弱まれば、
ロシアにとっても有利に働き地政
学リスクを高めることに繋がりま
す。
また貿易政策については輸入品に
10%の関税上乗せも検討されており、
安定してきた物価が再び上昇する
懸念もあります。
さらにトランプ氏は国内景気を
押し上げるためにドル安が望ましい
との考えを持っています。
上記のように地政学リスクの高まり、
物価高リスク再燃、ドル安政策 など
により、米国金融市場はドル安、
株安、債券安のトリプル安となる
可能性が警戒されています。
【日本にとっても円高、株安リスクが…】
特に日本にとって影響が大きいと
言えるのが、ドル安円高進行の
リスクです。
トランプ氏のドル安志向、 財政拡張
政策や金融政策への露骨な介入に
よる通貨の信認低下などが急速な
円高ドル安を引き起こす可能性 も
考えられます。
その場合は、円安に支えられた
株価上昇という年明け以降の流れを
一気に逆回転させるリスクもあります。
また急激な円高は日本国内の経済に
とっては逆風となります。
このように「もしトラ」が実現すると
比較的良好に見える現在の日本経済や
金融市場を一気に暗転させてしまう
恐れもあります。
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しており、投資勧誘を目的として作成したもの
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