新NISAによる円安圧力と投資しないリスク
こんにちは。
日々変化する経済の動向。
資産の運用や管理などにも少しでも
役立ててほしいと思い、お金のミニ
コラムをお届けします。
目次
新NISAによる円安圧力と
投資しないリスク
【解説】
2000億円規模に上る毎月のつみたて
投資枠NISAによる買付ですが、その
9割は世界株分散型とS&P500指数
連動型と言われています。
引落日の多い月初や5・10日はこの
ドル買い・円売りに伴い円安圧力が
強まります。
【ポイント】
9割が海外資産に振り分けられている
という現状は、預貯金に偏った個人
金融資産を資本市場に流し日本企業の
成長を促すというNISAの趣旨に反して
います。
国費を投入する政策としては問題含み
とも指摘されています。
【今後の影響】
新NISAを通じて円安が促され、
インフレ助長に繋がれば、新NISAに
お金を振り向ける余裕のない人の生活
を圧迫し社会の公平性が損なわれる
とも指摘されます。
投資しないリスクが大きくなっていく
とも言えそうです。
先週の株式&為替相場(前週末比)
日経平均:35,577円(+2,200円)
ドル円:144.93円
NY株式:37,592.98㌦(+126㌦)
先週の日経平均株価
先週の日経平均株価は2,000円を超える
大幅上昇、1990年2月以来33年11か月
ぶりに35000円の大台に乗せました。
米国株式市場でも強い基調が続いた
ことに加え、日銀の早期マイナス金利
解除の可能性が後退したことで円安も
進み、輸出関連株やハイテク株を中心
に買いが進みました。
⇒米国株は3指数とも小幅上昇となり
ました。
11日に発表された12月消費者物価指数
(CPI)が市場予想を上回ったことで
インフレ長期化の懸念もありますが、
大きな混乱はなかったことで安心感が
広がりました。
米金利や為替に関しても安定した動きと
なっています。
【資金の流れ】
内需株 ⇒ 輸出関連株
円 ⇒ 米ドル
ビットコインの現物ETFが
上場承認!?
…強い追い風となるが注意も必要
【ビットコインに強い追い風…】
米証券取引委員会(SEC)は10日、
ビットコインの現物を運用する上場
投資信託(ETF)の上場申請を承認
しました。
ビットコインへの資金流入に弾みが
つく可能性もありますが、注意も必要
です。
ビットコインの現物取引は個人投資家
や機関投資家に広がってきたとはいえ、
それでも一部に限定されてい ました。
今回ETFが承認されたことで、幅広い
投資家が参入しやすくなり大きな資金
流入に繋がると予想されており、上場
初年だけでも144億ドル(2兆円超)の
資金が入るとの試算もあります。
また米国の利上げが終了し利下げに
転じる今のタイミングも、暗号資産
(仮想通貨)にとっては追い風と
なります。
【あくまで値動きの荒い資産…】
一方で2022年から始まった米国の大幅
利上げ時は暗号資産に強い逆風となり、
ビットコインの下落幅は 64%にも達し
ました。
利払いや配当のない暗号資産は、金利が
上昇し国債など安全資産での運用利回り
が高まる局面では買われにくくなります。
このようにビットコインは
ボラティリティ(値動きの幅)が大きく
リスクの高い資産であることには変わり
なく注意が必要です。
米証券取引委員会(SEC)も『今回の
上場承認はビットコインを認めた訳
でも、推奨した訳でもない。これらの
商品には投資家は慎重になるべき』
との声明も発表しており、注意を促して
います。
好材料だけで判断せず、冷静な目線を
持つ事が重要です。
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本資料は資産運用の参考となる知識構築を目的としており、
投資勧誘を目的として作成したものではありません 。
投資に関する最終決断に関してはご自身のご判断で
行ってください。なお記載あるデータおよび表現等の
欠落・誤謬につきまして、当社は責任を負いかねますので
ご了承ください。
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