一時1㌦=141円台、急激な円高の背景とは!? …2024年の為替見通し
こんにちは。
日々変化する経済の動向。
資産の運用や管理などにも
少しでも役立ててほしいと思い、
今週もお金のミニコラムを
お届けします。
目次
一時1㌦=141円台、
急激な円高の背景とは!?
…2024年の為替見通し
7日の市場で急激に円高が進んだ事は、
植田総裁の発言から「チャレンジング
・ショック」と呼ばれ、日米の株式
相場にも影響を与えました。
一方で動きが過剰すぎたとの声も
あり見通しは分かれています。
【今回の円高は過剰反応…】
植田日銀総裁が7日に国会で行った
「年末から来年にかけて一段と
チャレンジングな状況になる」との
発言により
マイナス金利政策が早期に解除される
との観測が金融市場にて広がり、国内
の長期国債利回りが大幅上昇しました。
一方米国では、利上げ打ち止め観測
から来年の利下げ予想が広がるなか、
米長期国債利回りは大幅低下し10月の
5%越えから今や4%割れも視野に入る
水準まで低下しました。
為替レートの方向性は日銀だけでなく
米国の金融政策で決まるものである
ため、今回の動きは市場の過剰反応
だったと思われます。
【見通しの分かれるドル円相場…】
今後のドル円相場に関しては、日米の
金融政策に左右されますが、外資系
金融機関と国内金融機関で見通しが
分かれています。
米ゴールドマン・サックスなど外資系
は、米景気は軟着陸で米金利が高止まり
するとの 予測から24年末1㌦=145~
150円と予想。
一方国内金融機関においては米景気の
減速と日銀のマイナス金利政策解除を
背景に24年末1㌦=125~135円を予想
しています。
為替アナリスト間でも予想が割れて
おり、方向性を当てに行くのは困難と
言えます。
どちらに振れても問題の無いように
対策することが重要です。
先週の株式&為替相場(前週末比)
日経平均:32,307円(-1,124円)
ドル円:144.97円
NY株式:36,247.87㌦(+2㌦)
先週の日経平均株価
先週は大幅安となりました。
前週末の米国株はダウ平均と
S&P500が共に年初来高値を
更新しましたが、
米長期金利が大きく低下し
為替がドル安・円高に振れた
ことが懸念され日本株の主力で
ある輸出関連企業の重荷となり
ました。
リスク回避ムードが強まっています。
⇒ドル円相場は日銀の早期マイナス
金利解除観測を受け、
一時1㌦=141円60銭と8月上旬以来の
円高となりました。
その後は144円台まで大きく押し
戻されたものの日銀が今月開く金融
政策決定会合(18、19日)でどんな
結論を出すか見えてくるまでは円高
圧力が続きそうです。
【資金の流れ】
輸出関連株 ⇒ バリュー(割安)株
米ドル ⇒ 円
新NISA成長投資枠のアクティブファンド選び
【解説】
新NISAで成長投資枠の対象となる
投資信託が1日までに約1800本
決まりました。
注意したいのは成長枠をうたい
ながらリターンが低調な投信も
相当数存在する点です。
特にアクティブ型においては
その差が顕著です。
【ポイント】
アクティブ型投信の成績悪化の要因は
①運用スタイルが市場の動きと
合わなくなる
②規模拡大で運用の自由度が下がる
③運用責任者の交代
④資金流失が続くことによる運用難
⑤一部銘柄の極端な値動き
など多様です。
【今後の影響】
アクティブ型は成功すれば
インデックス型を大きく上回る反面、
好調なものを選ぶには上記をチェック
し続ける努力が必要です。
過去の成績も参考にはなるものの、
それが将来保証される訳ではない点
には注意です。
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本資料は資産運用の参考となる知識構築を目的としており、
投資勧誘を目的として作成したものではありません 。
投資に関する最終決断に関してはご自身のご判断で
行ってください。なお記載あるデータおよび表現等の
欠落・誤謬につきまして、当社は責任を負いかねますので
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