中東情勢緊迫化と日本への影響とは!? …為替や物価動向に注意
こんにちは。
ようやく涼しい気候が安定して
過ごしやすくなってきましたね。
さて、今週もお金のミニコラムを
お届けします。
目次
中東情勢緊迫化と
日本への影響とは!?
…為替や物価動向に注意
米中対立やロシアのウクライナ侵略に
加え、現在は中東情勢の緊迫化など
世界は混迷を極めています。
現状を把握し、及びうる影響を理解
しておくことは重要と言えます。
中東情勢についてまとめました。
【今後さらに激しさを増す見通し…】
10月7日にイスラム組織ハマスが
イスラエルへ強襲、同国もこれに
対する報復として大規模な空爆を
実施。
戦闘は激しさを増しており死者数は
合計4000名を超え、近く地上戦に
発展することでさらに激化するとの
見通しです。
ハマスの攻撃にはイラン革命防衛隊
(IRGC )が支援したとの報道もあり、
仮にイラン政府の関与が米政府に
よって確認されることになれば
バイデン政権はイランに対する
制裁強化に乗り出す可能性もあり
ます。
原油価格への影響や地政学リスク
(戦争リスク)の高まりは世界経済にも
影響を及ぼします。
【日本における影響は…】
日本への影響は円高と物価上昇への
懸念です。
直近5%近くまで上昇していた米国の
長期金利ですが、地政 学リスクが
高まったことでリスク回避的に
米国債が買われたことで4.5%まで
低下しました。
これにより直 近150円まで迫っていた
ドル円レートは一旦円高に振れてい
ます。
また原油価格に関しては今のところ
大きな混乱はないものの、中東情勢が
一段と悪化すれば価格が大きく上昇
する可能性もあり、物価上昇に繋がり
かねません。
このように中東情勢は対岸の火事では
なく日本に住む我々にも影響がある
ため注視が必要です。
先週の株式&為替相場(前週末比)
日経平均:32,315円(+1,321円)
ドル円:149.57円
NY株式:33,670.29㌦(+263㌦)
先週の日経平均株価
先週は4週ぶりに反発、4ケタの大幅
上昇となりました。
米国の長期金利(10年債利回り)が低下
傾向となったことから、金利動向の
影響を受けやすい半導体関連株などを
中心に買いが盛り上がりました。
日本株全体も直近の下げに対する
押し目買いが活発となりました。
⇒利上げ見送りが優勢になりつつ
あった11月1日の米FOMC (日本で
言う金融政策決定会合)ですが、
12日発表された米9月CPI (消費者物価
指数)が市場予想を上回ったことから
見通しが不明瞭になりました。
中東情勢不安から原油価格上昇が
続けば見通しも変わりそうです。
【資金の流れ】
空運・海運株 ⇒ 半導体関連株
円 ⇒ 米ドル
為替介入の可能性と想定される
円安防衛ラインとは
【解説】
国際通貨基金(IMF )は10日に最新の
世界経済見通しを発表、
2023年成長率見通しは+3.0%と
なりました。
2024年は+2.9%の見通しとなって
おり、コロナ前の20年の平均値で
ある+3.8%を大きく下回っています。
【ポイント】
世界はコロナによる直接的な経済
打撃は乗り越えたものの、副作用
とも言える物価上昇の影響を受け
ています。
予想外にしつこい物価高騰が予想外の
世界的な金融引締め長期化をもたらし
経済成長の鈍化に繋がっています。
【今後の影響】
世界のインフレ率見通しは
22年+8.7%から23年+6.9%、
24年+5.8%と低下方向が
予想されているものの、
直近の原油価格上昇により
上振れが懸念されます。
多くの国で金融引締めを維持する
必要があると見られます。
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