噂されるG7後の解散総選挙と日本株高への期待
今月19日は、G7サミット
(主要7か国首脳会議)ですね。
世界が注目する中、岸田政権の
手腕が問われ…!?
その後の影響などにも注目です!
目次
噂されるG7後の解散総選挙と
日本株高への期待
【解説】
岸田政権は6月下旬にも衆院解散
(=解散総選挙)に踏み切るとの見方が
強まっています。
今月19日に広島で開催される
G7サミット(主要7か国首脳会議)で
支持率を高めた上で選挙に
挑むのではと予想されるためです。
【ポイント】
今回のサミットの焦点は
①各国首脳が対ロシアで結束できるか
②台湾問題を抱える中国への対応です。
ホスト役となる岸田首相の手腕が
問われており成果に繋がれば
リーダーシップを国際社会に
発信する契機になります。
【今後の影響】
株式相場のアノマリー(経験則)には
選挙は買いというものがあります。
各党が大型の経済対策などを公約に
掲げることで景気が上向く期待が
高まるためです。
選挙で弾みがつけば
日経平均3万円突破も見えそうです。
先週の株式&為替相場(前週末比)
日経平均:29,388円(+231円)
ドル円:135.78円
NY株式:33,300.62㌦(-374㌦)
先週の日経平均株価
先週は4週連続の上昇で1年半ぶりの
高値を付けました。
GW明けの8日は米国株式市場が
弱いことを受け下落しましたが、
好決算銘柄や大型株を中心に
買われたことが全体を大きく
押し上げました。
金融政策も安定していることから
海外投資家の買いが集まっています。
⇒米国株式市場は続落しました。
米国では相次ぐ銀行破綻で生じた
金融システム不安が根強く、
貸し出しの厳格化による景気悪化の
影響も警戒されています。
債務残高が法的に定められた限度額に
達しておりデフォルト懸念があること
(債務上限問題)にも引きずられています。
【資金の流れ】
グロース株 ⇒ 大型株 円 ⇒ 米ドル
金融不安がくすぶる米国に更なる試練!?
Xデーの迫る債務上限問題
米国政府債務が31兆4000億㌦の
法定上限に達し、議会で上限引上げが
決まらなければ、
政府がデフォルト(債務不履行)に
陥るリスクが高まっています
(債務上限問題)。
今後の影響などまとめました。
期限の迫る債務問題
米国では政府債務(借金)の上限が
定められており、議会で債務上限の
引上げを決めなければ、新たに
債務を増やすことが出来ません。
6月1日までに引上げが成立
しなければ国債の利払いが出来ず
デフォルトしてしまうことになり
世界の金融市場に大きな悪影響が
及びます。
米国はねじれ議会となっている
現在、上限引上げ には民主党と
共和党が歩み寄る必要がありますが、
両党強硬姿勢を崩しておらず
難航しています。
悪影響が大きすぎるため最終的には
引上げに合意(デフォルト回避)すると
見られますが、ギリギリの状況です。
回避しても懸念が残る…
デフォルトが回避されたとしても、
過去の経験則から米金融市場が
安定するには時間が掛かりそうです。
現在と同様に債務上限問題が
生じていた2011年(オバマ政権)は
デフォルト直前まで揉めて、
期限当日の8月2日に債務上限が
引き上げられました。
それを受けて格付け会社のS&Pは
米国の財政赤字削減への対応
不十分であるとし、
発行体格付けをAAAからAA+に
引き下げました。
世界で最も信用力の高かった米国債の
格下げは世界の金融市場に大きな波乱を
もたらし株も暴落しましたが、
今回も同様の事態が懸念されます。
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