投資テーマとしても注目の高まる「D&I」への取り組み

お金のコラム

多様性を認め、
そしてそれを生かしていく
ダイバーシティ&インクルージョン。

女性がメインターゲットだった
化粧品メーカーが大きく舵をとり

投資テーマとしても注目が
高まっています!

投資テーマとしても注目の高まる
「D&I」への取り組み

【解説】

化粧品メーカーがD&I
(ダイバーシティ&インクルージョン、
多様性と包摂)の取り組みを強化
しています。

男性など従来少なかった顧客層にも
化粧品を活用してもらうことで
社会の多様性拡大と収益増加
見込みます。

 

【ポイント】

大リーガーの大谷翔平選手
広告契約を結んだコーセーでは
美容液の男性購入者が7倍以上に増加
全体の販売も大幅に伸びています。

他社でも男性を対象にした
肌手入れのカウンセリング提供などが
活発になっています。

 

【今後の影響】

男性化粧品以外にもLGBTQ支援や
見た目への偏見を無くす枠組み作りなど、
D&Iの取り組みは株式市場でも
注目されています。

22年度の重要投資テーマを調査した
あるレポートでは気候変動に次ぐ
2位につけています。

先週の振り返り

先週の株式&為替相場(前週末比)

日経平均:28,493円(+975円)

ドル円:133.88円

NY株式:33,886.47㌦(+401㌦)

先週の日経平均株価

先週は下落無しの連騰により
大幅上昇となりました。

植田日銀新総裁が就任会見で
現行の金融緩和政策
(株式にとって
プラス)を続ける
意向を示したことや、

著名投資家ウォー レン・
バフェット氏が
日本株に
追加投資を検討しているとの

観測記事が買い材料となりました。

⇒米国の今後の金融政策(金利の
上げ下げ)動向を見通す上でも
注目されていた米雇用統計や

米CPI (消費者物価指数)は
概ね市場予想の範囲内となり、
相場のかく乱材料にはなりませ

でした。

今週以降は決算発表が出始めますが、
3月米銀行破綻の影響が注目されて
います。

【資金の流れ】
海運株 ⇒ 商社株  円 ⇒ 米ドル

米中対立の新たな火種に!?…TikTok禁止問題の行方

中国企業により運営されるTikTokを
通じてユーザーデータが中国政府に
送られたり米国世論が操作される
リスクを警戒して、

米下院は米国内でTikTokの使用を
全面禁止する法案を可決しました。

今後の行方は?

中国系アプリの人気…

TikTokは世界約150か国で
10億人超のユーザーを持っており
米国でのユーザーは1.5億人
超えています。

その中心は若者であり10代の
3人に2人が使っている状況です。

それ以外にも低価格品のECアプリ
「Temu (ティーム)」など
中国系アプリの人気は高く、

米国内のダウンロードランキング
上位4位は中国系となっています。

中国の強さの秘密は、国内10億人の
ネット利用者を活用しユーザーの
好みを徹底的に検証した上で

自国でAI技術を活用してニーズに
沿ったアプリに常に改良を加え、
海外に輸出している点にあります。

 

米中対立の新たな火種…

米国以外でもEUやカナダ、英国、
ニュージーランドなど行政機関や
議会の端末ネットワーク内で

TikTokを禁止する国が増えています。

一方約1500万人のTikTokユーザーを
抱える日本では、政府や地方自治体、
企業が積極的に活用を続けています。

ただそうした日本においても
欧米に続きSNSデータの不正利用や
偽情報の発信などを防ぐ法整備を
検討する動きが見られます。

この騒動は米中の覇権争いの
象徴となる事例の一つで、

米中対立の新たな火種にもなります。
引いては世界経済にも影響を
与えるため注目度が高まっています。

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