住宅ローン金利上昇!?10年固定金利タイプってどうよ!?
こんにちは(^^
夏休みももう終盤にさしかかって
きましたね。
我が家の子供たち、宿題が山ほど
残っている模様…。
いよいよ最後の一週間!
ラストスパート!
(※写真はイメージです)
さて。住宅ローン金利…
いやなニュースが増えてきました。
いよいよ超低金利の時代も終焉かと
思わせるような空気が漂っています。
これまで変動金利タイプのみしか
視野になかった方々も、今後の
金利動向に非常に敏感になっています。
年内に住居完成の私としても、
他人ごとではありません(笑)
そんな中、先日のご相談者様から
「住宅ローンの10年固定金利タイプは
どうか?」
とご相談がありましたので、
今回はそれに触れてみたいと思います。
目次
10年固定金利タイプとは?
10年固定金利タイプとはその名の通り、
住宅ローンの返済がスタートしてから
10年限定で金利が固定される、という
特徴の住宅ローンです。
今現在、住宅ローンでお悩みの方々は
こんな想いの方がほとんどです。
【住宅ローンのお悩み。変動?固定?】
▶︎変動金利は…
現在、返済のスタート時には
金利が低く良い条件に見えるが、
半年ごとに金利の見直しがあり、
今後の金利上昇のリスクが心配。
▶︎(長期)固定金利は…
住宅ローンを返済し終わるまで
金利が確定しており今後の金利
上昇の心配は一切ないが、
現在の変動金利の金利条件と比較
すると、どうしても金利が高いと
感じてしまう…
【住宅ローンのお悩みの判断基準】
この考えの方々の選択肢、判断基準は
以下のどちらかです。
- ▶︎変動金利
スタート時の金利の低さを優先し、
今後の金利上昇リスクを受け入れるか!? - ▶︎(長期)固定金利
今後の金利上昇リスクを排除するため、
スタートから安心の為に金利を上乗せ
しておくか?
そして第3案があるとすると、
今回の議題の「10年固定金利タイプ」です。
【「10年固定金利タイプ」を検討する方】
ころころ(半年ごとに)金利が変動する
のはイヤ。とても落ち着かない。
でも、(長期)固定金利の金利は
どうしても高く感じてしまう。
そのような考えの方が、この
10年固定金利タイプを検討する
傾向にあります。
それぞれの今現在のおおよその
金利相場はこんな感じです。
おおよその金利相場(2023年8月時点)
変動金利 約0.5%
10年固定金利 約0.8%
長期固定金利 約1.8%
このように割と変動金利に近い
金利条件で、
当初10年間のみ、固定0.8%で
返済することができます。
ただし、この条件には大きな注意点が
あります⚠️!
この10年固定金利タイプの詳細を確認
してみましょう。
10年固定金利タイプの詳細
先ほど、10年固定金利タイプの相場は
「約0.8%」とお伝えしましたが、
これにはカラクリがあります。
各銀行の詳細表示を確認すると、
このような記載となっています。
10年固定金利タイプ
店頭表示金利(値引き前金利):3.1%
差引金利:当初10年間2.3%・11年目以降1.5%
実質借入金利 0.8%(当初10年間)
これは、以下のように解釈することが
できます。
10年固定金利タイプの値引き前の
金利は、3.1%。
ここから銀行側の値引きで2.3%を
差し引いてくれるので、
3.1% - 2.2% = 0.8%
返済スタートから10年間は、
「0.8%」の条件で確定。
ただし返済から10年経過すると、
差引金利2.3% という条件は終了し、
11年目以降の差引金利は1.5%となる。
つまり、10年後に決定する
店頭表示金利から1.5%
差し引いた条件になります。
この店頭表示金利は、定期的に
見直しが図られます。
つまり、10年後の店頭表示金利は
「どうなるかは分からない」
「今と同じ条件である保証は何もない」
です。
仮に10年後の店頭表示金利が現在と
全く同じ条件で3.1%だったとしても、
11年目からの金利条件は、
3.1% - 1.5% = 1.6%
当初10年間が0.8%という条件だった
のに対し、数字で見ると倍の金利です。
このルールをしっかりと把握して
おかないと、10年経ったときに、
「え!?何それ!?聞いてない!!」
となりかねません。
中には、10年経過後も当初の差引金利
条件で完済まで金利を引き下げてくれる
タイプもありますが、
そのようなタイプは総じて、
差引金利条件が良くないです。
10年固定金利タイプを検討される
場合は、この差引金利の条件を
必ず確認しましょう。
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