投資講座⑫「のんびりと長期運用」

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こんにちは。FPの辻です。
経済的に豊かな人生、ハッピーリタイアメントを実現するために必要となる投資講座の12回目。
「のんびりと長期運用」
過去のデータを確認してみると、長期保有することでリスク、リターンのブレが小さくなるということが言えます。
必ず儲かるものなんて誰にも分かりません。
そして、もう一つ言えることがあります。
常に好調であり続けるものもない。また、常に不調であり続けるものもない。
そして、短期的には絶好調も絶不調もあるということ。
例えばプロ野球をイメージしてみてください。
1試合や数試合のゲームであれば、必ずしも強いチームが勝つとは限りません。
最下位のチームだって、1年に少なくとも一度くらいは5連勝!といったことがあるものです。
ところが、年間トータルすると、強いチームが勝つのですね。
ゴルフなんかもそう。
1日だけの勝負であれば、誰が勝つかなんて分かりません。
その日調子が良く、さらに運もよければ、誰にでも勝てるチャンスは回ってきます。
ですからプロのトーナメントでは3~4日間の成績で勝負を競うのですね。
さらに賞金王は年間トータルでの実績で競います。こうなれば、まず強い人が勝ちます。
投資も同じです。
ただし、時間軸はもう少し長く考える必要がありますが。
1年だけで考えると、運不運により、かなり大きな差が生じます。
いわば博打にちかいものと言えます。
しかしながら、7年、10年というスパンで考えると運不運によりブレは非常に小さくなります。
ラッキーで勝ち続けることが困難であるように、アンラッキーで負け続ける確率も小さくなっていくのです。
保有期間を長くすることで、最大値(ラッキー)と最小値(アンラッキー)のブレが小さくなる、すなわち安定的な資産の増加を目指すことが可能となると言えるのです。
私達が目指すのは、5連勝や1日天下ではありません。トータルで安定的に収益を掴むことにあります。
目先にとらわれることなく、長期的視野でチャレンジしていくことが大切と言えますね。