投資講座④「投資で失敗する理由①『感情に左右される』」
こんにちは。FPの辻です。
経済的に豊かな人生、ハッピーリタイアメントを実現するために必要となる投資講座の4回目。
「投資で失敗する理由①『感情に左右される』」
●買った株の価格が下がると株価を見なくなる
●知っている会社という理由だけで株を買う
●専門家が推奨する銘柄をいつも買う
●値上がりするとすぐ利益を確定させるが、値下がりするといつまでも損切れない
人間は感情の生き物です。
株価が上がると嬉しくなり、株価が下がると落ち込みます。
これは仕方ないとして、その感情が投資行動にも表れてしまいます。
損したままで売りたくない。損しているのなんてみたくもない。
ここでちょっと考えてみてください。
船が沈み始めました。あなたならどうしますか?
一目散に飛び出しますね?そうすれば助かる可能性は高くなるでしょうから。
そう。それが正解です。
沈み始めた船は早めに飛び出さなければなりません。待っていては、みすみす助かる可能性を放棄してしまうことになります。
ところが、こと投資となると、人間の感情は逆の行動をとらせます。損したままでうれるか!となってしまい、完全に沈んでしまってから、ようやく売却するというケースが多いのです。
感情が合理的な投資行動を邪魔してしまうのです。
戦略も無く、気の向くまま、感情のままに資産運用を行えば、仮に一回成功したとしても最終的には失敗に終わります。
感情ではなく、戦略に基づいた運用を行わなければなりません。
そして、感情を排除する、ストレスを無くす、もっともよい方法。
それは、毎月定額ずつ購入していくドルコスト平均法という方法。
あるタイミングで購入する。
すると、それが上がった下がったで一喜一憂してしまいがちです。
しかし、毎月コツコツ購入していくのであれば、目先上がろうが、下がろうが、どうって話ではありません。
どうせまた、来月も購入するのですから。
超長期のスタンスで、コツコツ毎月積み立てる。
これが、ハッピーリタイアメントに向けた投資の王道と言えますね。