電気代も3割値上げの懸念…デフレ脱却できるか!?
11月24日東北電力が平均32.94%の
家庭向け規制料金値上げを経済産業省に
申請しました。
電気代が3割も値上げされると、
今後の私たちの生活に大きな
影響がありそうですね(~_~;)
こんにちは!
ちょっと賢くなるお金のミニコラムとして
最新の経済情報などを紹介しています!
今回の注目トピックは電気代の値上げに
ついてです。
40年ぶりの高水準となった日本のインフレ率。
それでも海外に比べれば伸び率は限定的で、
経済協力開発機構(OECD )加盟38か国中で
最も低くなっています。
日本の環境を整理してみます。
注目のトピック
目次
値上げの裾野広がる
インフレの波!?
…電気代も3割値上げの懸念
【電気代3割値上げ…】
11月24日東北電力が平均32.94%の
家庭向け規制料金値上げを経済産業省に
申請しました。
他の電力各社も約3割の値上げ申請を
検討しているとのことです。
現状では販売価格を上回るコスト上昇分を
電力会社が負担しており、その結果2023年
3月期の業績は公表している8社すべてが
最終赤字の見込みです。
一方政府は電気料金が2割値上がりすることを
前提に、第2次補正予算編成で支援策を
打ち出しています。
ただ仮に3割の値上げとなれば補助金では
補い切れずに、想定外の負担が家計に
のしかかることになります。
【デフレ脱却できるか…】
電力以外にも値上げの裾野は広がっています。
円安を背景に今までは内容量を減らす
(ステルス値上げ)等で乗り切ってきた
食品メーカー各社も小売価格の改定に
踏み切り始めています。
スーパーのPOSデータから算出する調査では、
11月上旬に3%以上値上げした品目は
全体の54%に達し、今後も増加する見込みと
なっています。
日本が30年来苦しんできたデフレからの
本格脱却の兆しとも言えますが、
米欧のように賃上げが伴わなければ
購買力の低迷から再びデフレの沼に
逆戻りしてしまいます。
来春の賃金交渉が注目されています。
先週の振り返り
先週の株式&為替相場(前週末比)
日経平均:28,283円(+384円)
ドル円:139.29円
NY株式:34,347.03㌦(+602㌦)
先週の日経平均株価
先週は384円上昇し終値で28,000円を
上回りました。
米国の利上げペースが減速するとの期待から
米国株が上昇した流れで日本株にも買いが
入りました。
またサッカーW杯で日本が金星を挙げた事で
買われた銘柄もあり全体的に楽観ムードの
強い相場環境となっています。
米国株は今年4月ぶりの高値水準まで
回復してきました。
利上げペース減速が見込まれる反面
23日発表の住宅販売件数は市場予想を
上回り、米国経済の底堅さが示されました。
ブラックフライデー商戦の勢いが
確認されれば年末にかけて強い相場環境が
継続しそうです。
【資金の流れ】
中国関連株 ⇒ グロース株 円 ⇒ 米ドル
今週の話題
年金制度持続に向けて
納付期間の5年延長が議論
【解説】
2025年の年金制度改革に向け、年金保険料の
納付期間を5年間延長し20~64歳までの
45年間にする案が検討されています。
コロナ禍で出生数が減った事もあり、
このままでは年金制度が持続不可能に
なるとの判断です。
【ポイント】
財政検証により約30年後の国民年金受給額は
現在より約3割減る事が試算されています。
年金減少による生活難で生活保護に
移行する人が増えると制度破綻にも
繋がりかねない為、納付期間延長が
検討されています。
【今後の影響】
これが決定されると、仮に保険料が現在と
同じ額で5年間延長された場合約100万円の
増加となります。
自営業者や60歳で定年退職する方、
60歳以降も厚生年金に加入せずに
働く方などの負担が増えることになります。
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本資料は資産運用の参考となる知識構築を
目的としており、投資勧誘を目的として
作成したものではありません 。
投資に関する最終決断に関してはご自身の
ご判断で行ってください。
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