4月からリニューアル!?フラット35はどうなる!? フラット35維持保全型の紹介
こんにちは(^^♪
おうちの買い方相談室名古屋西店の岩本です。
4月になりました。かなり暖かい気候になってきましたね。もうすっかり春です。
4月は新しい年度の始まりですが、このタイミングでフラット35に新しい制度が加わります。
その名も「フラット35維持保全型」。
今日はこの「フラット35維持保全型」についての内容を解説していきたいと思います。
多くの方にとってメリットのある制度だと思っています。
しっかりと私たちの住宅購入に活用していきましょう!
まずこの制度のコンセプトは…
建物の維持保全、維持管理に配慮をした家を買う(建てる)と、その家の性能が一定の基準を満たすことで金利優遇が受けられる、
といった内容になっています。
この維持保全、維持管理の基準を満たすことができれば、
住宅ローン金利を借り入れが始まってからの当初5年間、0.25%引き下げることができます。
「金利0.25%引き下げ」
といきなり言われてもピンとこないかもしれませんので、
実際にどれくらいの効果があるか、住宅ローンに置き換えて計算してみましょう。
【ケーススタディ】
住宅ローン借入額:5000万円
金利(固定金利):1.4%
返済期間*35年
元利均等返済
この条件の住宅ローンの総支払利息は、約1327万円です。
ここから、「当初5年間 0.25%金利引き下げ」で計算してみると、
金利条件が、
当初5年間1.15%、6年目以降1.4%
となり、
総支払利息は、約1206万円 になります。
つまり、この制度を活用することで
約121万円相当の支払い利息が節約されたことになります。
(1327万円-1206万円)
これは使わない手はないですね。
一方で、どのような基準を満たす必要があるかは以下の内容になっています。
以下の6つの項目の中のうち、どれか一つを満たす(該当する)住宅が対象になります。
①長期優良住宅
②予備認定マンション
③管理計画認定マンション
④安心R住宅
⑤インスペクション実施住宅
⑥既存住宅売買瑕疵保険付保住宅
とりわけ当店のお客様は、一戸建て注文住宅を希望される方が多いのですが、
その場合は、①長期優良住宅 が該当します。
長期優良住宅であることを証明することで
これだけの金利優遇を受けることができるのです。
長期優良住宅の定義についてはここでは割愛いますが、
現在、ハウスメーカーと呼ばれる建築会社のほとんどが、
標準的にこの長期優良住宅の基準を満たしています。
それを証明するための書類作成や計算などに費用がかかる程度です。
更に…
この「フラット35維持保全型」ですが、なんと従来からの「フラット35S」との併用が可能です。
フラット35Sプランの金利引き下げに上乗せして金利引き下げをすることができます。
フラット35Sにはプランが二つあり、
「Aプラン」 と 「Bプラン」 があります。
Aプランの場合は当初10年間、
Bプランの場合は当初5年間、
金利引き下げ0.25%が適用されます。
(もちろんフラット35Sも適用の基準が設けられています)
今回はこの二つの制度を併用して使用できるということなので、
併用した場合の金利引き下げは、
Aプランの場合、
1年目~5年目:0.5%
6年目~10年目:0.25%
Bプランの場合、
1年目~10円目0.25%
それぞれ金利引き下げが実現できます。
固定金利で住宅ローンを計画したい方たちにとってはかなりの朗報と言えます。
最近の住宅関連のニュースは、建築価格の高騰や住宅ローン金利上昇など、
どちらかというとマイナスの情報が多く感じられましたが、
今回のフラット35のニュース、4月からの企画「フラット35維持保全型」は住宅購入を検討する私たちにとっては久しぶりの良いニュースですね!
活用できる制度はしっかりと活用して、私たちの住宅購入に活かしましょう!
おうちの買い方相談室名古屋西店 岩本貴久