マイホームの審査が通らない⁉ちょっとしたことが大惨事に!!!

ブログ

こんにちは。ファイナンシャルプランナーの白都良洋です。

オミクロンの感染力が強く、私の知り合いなども感染や濃厚接触者になったと連絡が入るようになりました。

私も感染対策には気を付けて活動をしていきたいと思います。

気兼ねなく旅行や遊びに行けるようになりたいものです‼

 

今回はライフプラン事例をお伝えします。

 

昨年、工務店さんからご紹介をいただいたAさん。

Aさんのご家族構成

Aさん(40歳) 年収500万

奥様(37歳)  年収200万

お子さん1人(1歳)

お子さんの計画も1人で今後増えることは無いとのこと。

3人家族でマイホーム購入のため資金計画したいと、ご依頼がありました。

世帯年収も700万あり、生活費や車などの支出も多くなく、無駄遣いなども少なく、しっかり貯蓄をしている世帯でした。

土地建物で4500万と、返済比率も25%以内と無理な借り入れではありませんでした。

今後も共働きで考えているため資金計画は問題無し。

お子さんの教育資金も私立大学(下宿)で計画をしても赤字になることはありませんでした。

私自身Aさんご夫婦と話していても、何も疑うことなくこの先もマイホームの計画が進むものだと思っていました。

Aさんには車のローンや奨学金などの借り入れはありません。

気に入る土地も見つかり、既に工務店さんとは大まかな間取りなども決まっている状態です。

ここまで誰もが問題なく進んでいくものだと思っていました。

ですが、Aさんご夫婦はマイホーム計画を断念することになります。

私がマイホーム購入を考えている方に、まず事前審査のお話をします。

マイホームを購入するためには、銀行がお金を貸してくれなければ先には進めません。

事前審査を実施し、借り入れができる結果が出た時点からがスタートになります。

事前審査結果が出ない状態で話を進めてもスタートできません。

Aさんに事前審査の話をし、問題なく借りれるだろうと誰もが思っていましたが、銀行からは不承認の連絡が入りました。

ご主人も奥様も直近5年ぐらいは借り入れをしていません。

車も現金購入し、クレジットカードの支払いも滞ったことがないとのことでした。

それを聞いて全員が何故?と、思いました。

銀行や信金は融資が通らなかった理由を聞いても教えてくれません。

理由を調べるために、少しお金がかかりますが信用情報を取り付けます。

取り付けた信用情報には、過去に滞納した記録が残っていました。

ご主人も奥様も理由がわからず、落ち込んでその日は帰られました。

2~3日後にご主人から連絡があり、借り入れができなかった理由がわかっとのこと。

その理由は些細なことでした。

10年前に車を購入し際に、ディーラーの営業マンにお願いをされローンを組んで購入をしていました。ご主人は現金で購入を考えていたそうですが、強くお願いをされローンを組むことに。

その後、奥様と知り合い結婚をされました。結婚をした際に家族が増えることを見越してファミリーカーに買い替え考えたそうです。

買い替えを検討した時期に、Aさんのお母様の車が壊れてしまい、残ったローンを引き継ぐことを条件に譲ったそうです。

ここで問題があることに気づいていなかったAさん。

ローンを引き継ぐことはいいのですが、Aさんの通帳をお母様に渡し、毎月お母様が入金して支払っていたそうです。

ですが、何回か滞納を繰り返してしまい、信用情報にキズが付いてしまったとのことでした。

こんなことでと思ったそうですが、何を言っても後の祭りです。

ローンを組んでいたのも引落の通帳もAさんですし、いくらお母様のせいにしても覆りません。

結果、Aさんご家族は数年の間はマイホームの購入はできなくなってしまいました。

こんなことがと思うことが大きな問題となってしまうことがあります。

家族だから安心とは思わず、しっかりお金の管理はしていきましょう。

 

 

おうちの買い方相談室 名古屋西店

ファイナンシャルプランナー 白都良洋