固定金利と変動金利の選択について
こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの木山翔太郎です。
住宅計画を進めていく上で避けては通れない住宅ローンの『固定金利』と『変動金利』の選択について、考えていきたいと思います。
まずそれぞれの特性について
『固定金利』
・融資実行時に決まった金利が返済期間終了まで継続する住宅ローン。
・金利が変わらないので、返済額は変わらず、将来の見通しが立てやすい。
・金利の変動リスクを金融機関が取るため、金利は高め設定されている。
『変動金利』
・半年ごとに金利の見直しが行われ、返済額が変動する住宅ローン
・金利が変動するため、返済額が変わり、将来の見通しが立てにくい。
・金利の変動リスクを契約者が取るため、金利は低く設定されている。
『固定金利』と『変動金利』について、どちらが損でどちらが得なのか、結論を出すことはできません。どちらを選ぶことが正解だったのかどうかは返済期間を終えてみないとわからないからです。
したがって『固定金利』と『変動金利』について、損得の観点から選択を行うことは難しいですが、リスクを伴う『変動金利』について、選んでもいい人とそうでない人がいることは判断することができると思います。
それでは『変動金利』を選んでもいい人と選んではいけない人、その差はどこにあるのでしょうか?
答えは、
金利が変動し、利息額が増えていく時に、それに対応できる選択肢がある人とそうでない人です。
もし住宅ローンを借りるにあたって『変動金利』を選ぶことを視野に入れているのであれば、自分の家計が、金利が変動した時に対応できる状況にあるのかどうか確認をしておく必要があります。
自分たちが変動金利を選んでも大丈夫なのか、それとも固定金利を選ぶべきなのか、銀行やハウスメーカーではこの結論はでませんので、気になる方はおうちの買い方相談室までご相談ください。