トランプ関追加利上げの方針は変わらないが先延ばしされる!?…日銀の政策見通し
こんにちは。
日々変化する経済の動向。
資産の運用や管理などにも少しでも
役立ててほしいと思い、お金のミニ
コラムをお届けします。
目次
追加利上げの方針は変わらないが先延ばしされる!?
…日銀の政策見通し
日本銀行は4月30日と5月1日に金融
政策決定会合を開催します。
トランプ関税による金融市場の混乱
や内外経済の下振れリスクの高まり
も踏まえ政策金利は0.5%で据え置く
と見られます。
今後の見通しは?

【今回の会合の注目点…】
日本銀行としては、トランプ関税の
影響や参院選を意識して経済対策の
必要性を与野党が強く訴えることに
よって追加利上げが封じ込められて
しまうことを強く警戒しています。
そのため今回の会合では、基本的な
利上げの方針に変化がないことを強
調すると見られます。
ただ足元の金融市場の混乱の影響を
見極める必要があり当面は利上げを
行う考えがないことも強調すると思
われます。
「基本的な方針は変わらない」
「早期の追加利上げは考えない」
という2つのメッセージの微妙なバラ
ンスで、為替相場も神経質になりそう
です。

【追加利上げの予想時期は…】
市場予想を見てみると、日経QUICK
ニュース社が公表したアンケート調
査では年内の追加利上げを予想する
数は全体の8割に及び、利上げ時期に
関しては9月会合予想が最も多くなっ
ています。
ただし条件として、
①国内経済が比較的緩やかな景気後
退に踏みとどまっていること
②7月の参院選後に日本銀行の追加
利上げに否定的な野党が連立政権に
加わってないこと
③トランプ政権が関税策を縮小方向
で見直していること、等が挙げられ
ます。
また9月の次の追加利上げ時期は来年
6月と見られており利上げ間隔はかな
り開きそうです。

先週の株式&為替相場(前週末比)
日経平均:35,705円(+975)
ドル円:143.94円
NYダウ:40,113.50㌦(+971㌦)
先週の日経平均株価
先週の日経平均株価は3週連続の上昇
となりました。
週前半は円高に対する警戒感から下落
したものの、米中関係の改善期待が高
まるニュースが相次いだことで週後半
に大きく上昇しました。
円高にも一服感が出てきたことで、こ
れまで弱かった外需(輸出)関連株も
買われ始めています。
⇒
22 日に昨年9 月以来となる 1㌦=139
円台まで突っ込んだ米ドル/円の為替は、
143 円台後半まで反発しています。
日米間協議で焦点となっていた為替に
関してこれまでのところ米側の円安是
正要求はなく、特定の為替水準目標な
どの話も出なかったため警戒感が後退
しました。
【資金の流れ】
ディフェンシブ株 ⇒ 外需関連株
円 ⇒ 米ドル

乱高下するドル円、今後の為替相場の見通しは
【解説】
トランプ米大統領の予測不可能な言
動が為替市場を振り回す展開が続い
ています。
円高は日本株式市場の決算発表シー
ズンが始まるなかで、業績のマイナ
ス材料として意識されやすく株価が
乱高下する要因となりました。
【ポイント】
日米間協議は今のところ波乱なく進ん
でいますが、米国の円安是正圧力に対
する懸念が全て解消された訳ではあり
ません。
またトランプ大統領から米FRBへの利
下げ(予防的利下げ)要求が続いてい
ることも懸念点です。
【今後の影響】
米関税交渉の最終的な着地点が見え
ない状態が続くなかではドル買いに
動きにくい状況です。
ドル売り圧力は 2~3ヶ月程度続くと
見られており、市場では一時的に1㌦
=135~137円程度までの上昇も予想
されています。

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