トランプ関税を受けた各中央銀行の対応!?…日銀の利上げ見通し

お金のコラム

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日々変化する経済の動向。

資産の運用や管理などにも少しでも
役立ててほしいと思い、お金のミニ
コラムをお届けします。

 

トランプ関税を受けた各中央銀行の対応!?

…日銀の利上げ見通し

トランプ関税の経済に与える影響を
踏まえ、各中央銀行の対応は分かれ
ています。

ECB (欧州中央銀行)は利下げに動いた
一方でFRB (米連邦準備制度理事会)
様子見日銀は利上げ時期を見定めて
います。

【米欧中央銀行の異なる対応…】

ECBは17日、0.25%ポイントの利下
げを決めました。

4月の理事会では利下げ停止の可能性
を強く示唆して いましたが、トラン
プ相互関税が想定以上の規模であり
ユーロ圏の経済を悪化させるリスク
が高まったことから一転し、6連続
の利下げとなりました。

一方で慎重姿勢を示し、金融政策の
対応を決められないのが 米FRBです。

関税を掛ける側の米国にとっては
税は物価上振れと景気下振れの双方
のリスクを高めるため金融政策の対
応はより難しいと言えます。

パウエルFRB議長はしばらく様子を
見る姿勢を強調しています。

【日銀の追加利上げは…】

日本においてはこれまで続いてきた
高い物価上昇率はトランプ関税の影
響により低下していく見通しです。

さらに先行きの経済の不確実性が強
まったことにより企業は新規雇用や
賃上げを控える動きを強めるため、
来年の春闘では賃上げ率が大きく下
がりそうです。

これらの要因により日銀の追加利上
げペースも緩やかになると見られま
す。

0.75%への利上げに踏み切るのは
年9月来年中ごろに1.0%までの利
上げを行い、それがターミナルレー
ト(金利の到達点)になると見られてい
ます。

長期金利の上昇圧力も弱まりそうです。

先週の株式&為替相場(前週末比)

日経平均:34,730円(+1,144)

ドル円:141.98円 

NYダウ:39,142.23㌦(-1,070㌦)

 

先週の日経平均株価

先週の日経平均株価は大幅上昇とな
りました。

米国株に持ち直しの動きが見られた
ことで 週明けから上昇、日米関税交
渉ではトランプ大統領が出席するサ
プライズはありましたが会議では大
きな混乱もなく安心感に繋がりまし
た。

トランプ関税に関する過度な警戒は
後退したようです。

⇒対立が激化していた米中も、関税
引き上げの応酬はストップし、手打
ちを探る局面に入ったようです。

トランプ大統領も中国との対話に意
欲を滲ませており歩み寄りが期待さ
れます。

株安、通貨安、債券安のトリプル安
に陥った米国市場でしたが、一旦落
ち着きそうです。

【資金の流れ】
半導体関連株 ⇒ 薬品株
米ドル ⇒ 円

懸念されるプラザ合意2.0とは

 

【解説】

日本の金融市場が警戒しているのが
プラザ合意2.0です。

まだ明言は無いもののトランプ政権
がドル高を是正しドル安方向に相場
を動かすため為替政策で各国と何か
しらの協調策を求めてくるのではな
いかという観測です。

 

【ポイント】

自国の輸出産業に有利になるドル安
を志向しているトランプ大統領です
が、為替を思い通りに動かすことは
困難です。

それを実現するための秘策として、
関税交渉に際しプラザ合意2.0を迫
のではと言われています。

 

【今後の影響】

仮に実現すれば急激な円高も懸念さ
れるところですが、1985年にプラザ
合意が成立した際と現在では米国経
済の深刻度合いも違い、実現の可能
性は低そうです。

ただ短期的にはこの観測により円高
圧力が強まりそうです。

 

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