イランとイスラエルが報復攻撃の応酬に!?…緊迫化する中東情勢
こんにちは。
日々変化する経済の動向。
資産の運用や管理などにも少しでも
役立ててほしいと思い、お金のミニ
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目次
イランとイスラエルが報復攻撃の応酬に!?
…緊迫化する中東情勢
石破ショックを乗り越えて上昇して
いた日本株ですが、10月に入り再び
下振れました。
要因は1日にイランがイスラエルに
報復攻撃を行ったことによる地政学
リスクの高まり。
今後の見通しと経済への影響は?
【金融市場にも大きな影響…】
イランは、イスラム主義組織ハマス
の最高幹部イスマイル・ハニヤ氏が
7月に殺害されたこと、9月のレバ
ノン空爆でヒズボラの指導者や革命
防衛隊の軍事顧問が殺害された事へ
の報復としています。
地政学リスクの悪化を受け米国株は
一時大幅に下落し、原油価格は大き
く上昇しました。
その後すぐに落ち着きは取り戻した
ものの、今後の情勢は予断を許さな
い状況です。
イランはイスラエル側が報復攻撃を
しなければ、攻撃はこれで終わると
も説明しており、イランとしては事
態をエスカレートさせたくない意向
も滲ませています。
【米大統領選への影響…】
ただ米メディアによるとイスラエル
当局者の話として、同国がイランに
よるミサイル攻撃に対する大規模な
報復を数日中に開始すると伝えてい
ます。
米国政府は停戦協議を働きかけて事
態の沈静化を図る考えですが、仮に
イスラエルが制御不能となって中東
情勢の緊迫化が高まる場合にはオク
トーバー・サプライズ(米大統領選
前に起きる、選挙戦に大きな影響を
与えるサプライズ)となりそうです。
特にイスラエル支持を表明し ている
ハリス氏には思わぬ逆風となり、ト
ランプ前大統領に有利に働く可能性
が高いと言えそうです。
先週の株式&為替相場(前週末比)
日経平均:38,635円(-1,194円)
ドル円:148.83円
NYダウ:42,352.75㌦(+39㌦)
先週の日経平均株価
先週の日経平均株価は大幅下落と
なりました。
前週末の自民党総裁選の結果を受
けて、週初から円高が進み日本株
全体も大きく下落(=石破ショック)
しました。
ただその後、石破首相が追加利上げ
に慎重な姿勢を示したことが好感さ
れて、ショックは一時的なものとな
りました。
⇒週末に発表された9月米雇用統計
では市場予想を大幅に上回る強い
結果となっており、FRB (日本で言
う日銀)の次の利下げ幅は大きくな
らない見通し、円高圧力も弱まり
そうです。
一方、中東情勢悪化を受けて原油先
物相場が上昇基調、米大統領選への
影響もありそうです。
【資金の流れ】
ディフェンシブ株 ⇒ 輸出関連株
円 ⇒ 米ドル
大きく上振れた米雇用統計により
一時1㌦=149円の円安に
【解説】
9月米雇用統計は非農業部門雇用者
数が前月比25.4万人増(事前予想14
万人増)、過去6か月で最大の伸びと
なりました。
失業率も4.1%と前月の4.2%から低
下しており、米国の労働市場の堅調
さが示された形です。
【ポイント】
この強い経済指標を受けて、次回11
月の米FOMC (金融政策を決める会議)
で0.5%の大幅な利下げが行われる確
率が低下しました。
統計発表前には1㌦=146円台で推移
していたドル円レートは一時149円を
付けました。
【今後の影響】
日銀は追加利上げを急がない姿勢を
示していましたが、その際に理由と
していた円高による物価上振れリス
クと米経済下振れリスクが共に和ら
いだことになります。
日銀の金融政策に変化が生じるかが
注目点となります。
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