米国利下げの速度がスピードアップ!?…足元の円高の要因を確認
こんにちは。
日々変化する経済の動向。
資産の運用や管理などにも少しでも
役立ててほしいと思い、お金のミニ
コラムをお届けします。
目次
米国利下げの速度がスピードアップ!?
…足元の円高の要因を確認
米労働省が9月6日に発表した米国
8月分雇用統計を受けて、金融市場
では景気減速への懸念が強まって
います。
これを受けて米利下げが加速する
との見方が強まっており、ドル安
円高の要因となっています。
【米労働市場の軟化…】
8月の非農業雇用者数は前月比14.2万
人増と、事前予想の16万人程度を下
回りました。
ここ数ヶ月の数値は 労働市場に中立
的な数値(月間約20万人増)を明らかに
下回ってきています。
雇用統計以外でも、求人広告件数の
低下など、雇用関連の統計には総じ
て弱さが目立ち、労働市場の軟化は
もはや疑いのない状況です。
ただ、8月の失業率は前月の4.3%か
ら4.2%へと低下し事前予想通りと
なりました。
このことからも、労働市場が急激に
悪化しているとまでは言えず、事前
予想を大幅に下回った先月7月分雇
用統計発表後のように、 景気後退
懸念が一気に強まり、米株・日本株
価急落など金融市場を大きく混乱さ
せるには至りませんでした。
【円高基調が強まる…】
今回の雇用統計を受け、金融市場では
米FRB (日本で言う日銀)の利下げ観測
が一段と強まりました。
9月17~18日の米FOMC (金融政策を
決める会議)での利下げ実施はほぼ確
実視されていましたが、利下げ幅が
通常の0.25%ではなく0.5%になる可
能性が高まりました。
また11月と12月の米FOMCでも利下げ
が実施されるとの見方が強まり、為替
市場はドル安円高基調となっています。
今後のFOMCの内容には要注目です。
先週の株式&為替相場(前週末比)
日経平均:36,391円(-2,256円)
ドル円:142.29円
NYダウ:40,345.41㌦(-1,218㌦)
先週の日経平均株価
先週は4ケタの大幅下落となりました。
ハイテク銘柄の比率が高い米ナスダック
市場が大幅安となるなかで、日本でも半
導体株を中心に売りが進みました。
先月の日本株暴落の要因となった米雇
用統計の、8月分発表を週末に控える中
警戒感の強い値動きとなりました。
⇒米国株市場も大幅下落となりました。
週末に発表された雇用統計では非農業
分門の就業者数の伸びが前月比14.2万
人となり、市場予想(16万人程度)を下
回りました。
労働市場の軟化が意識されたことで米
景気下振れへの警戒感が高まり、ハイ
テク株を中心に売られました。
【資金の流れ】
ハイテク株 ⇒ ディフェンシブ株
円 ⇒ 米ドル
コメだけじゃない?
異常気象による食品の値上がり
【解説】
6~8月の気温は23年、24年ともに
過去最高を記録しました。
国内の食品はこの異常気象(猛暑)に
起因する値上がりが相次いでいます。
影響はコメや野菜・果物、海の幸に
まで及んでおり家計への打撃となり
そうです。
【ポイント】
あきたこまち(5㎏)の価格は前年比
5割高。
インバウンドが外食消費を押し上げ
たほか、麺やパンなどより値ごろ感
があり需要が増加、そこに南海トラ
フ地震関連や台風接近に伴う買い溜
めが重なり需給が逼迫しました。
【今後の影響】
夏野菜も収穫量が減少しておりトマ
トは平年比41%高、キュウリは25%
高。
また秋の味覚サンマも日本近海の海
水温が高いことで不漁が予測されて
おり、価格上昇が懸念されます。
食品高は今後もしばらく続きそうです。
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