どうなる!?インフレ時代の住宅購入

住宅購入

このところ、ライフプラン相談の中
でも物価の上昇を気にする方が増え
ているのを実感します。

私がファイナンシャルプランナーと
して活動を始めたのが平成バブルが
崩壊後であるため、初めての感覚です。

以前であればインフレリスクの話を
しても「ふーん」という感じだった
のが、今ではご相談者の方から「イ
ンフレに対応するためには…」と質
問があることも少なくありません。

それだけ実生活で物価の上昇を体感
しているといえるのだと思います。

物価があがるということは、名目の
経済は基本的に成長する方向であり、
物価が上がることそれ自体が悪いこ
とではなく、緩やかなインフレは望
ましいものと思われます。

これまで同様の考え方をしているこ
とがよくないのであって、インフレ
が悪いというものではありません

ということで現在の状況(物価の
上昇圧力)を前向きにとらえつつ、
フレ時代に染み付いた考え方を
少し
ずつ修正していきましょう。

■インフレの背景

 

【エネルギー価格の上昇】


世界的なエネルギー価格の上昇が、
日本の輸入コストを増加させている
ようです。



【 円安】


円安により輸入物価が上昇します。
ここ数年で極端に円安が進んだ
とも影響しているようです。



【供給チェーンの問題】


新型コロナウイルスのパンデミック
や地政学的な緊張により、供給チェ
ーンが混乱し、生産コストが増加。

今回の世界的なインフレのきっかけ
といえるかもしれませんね。

 

【金融政策】


超低金利政策も一因と言われます。
パンデミック以降、それに対応する
ために世界的に金融緩和を実施しま
した。

それも大きな原因となっています。

パンデミック
それに対応するために行った様々な
施策が影響し、世界的にこれまでの
低金利、低インフレがうそのように
インフレ、高金利時代が到来してい
ます。

■住宅購入におけるインフレ時代への対応

 

【預金について】

一番はこれですね。

物価が2%上がっていくのにほとんど
金利のつかない銀行預金などに資産の
大部分を預けていると、年々目減り
ていくことになります。

これまでは物価が上がらなかったので、
金利が付かなくても大きな問題はあり
ませんでした。

が、今後はそうはいきません。
物価上昇リスクを念頭において、資産
設計を考えていきましょう。

【住宅ローンについて】

デフレ時代は金利が常に下降局面
にありました。

結果として、変動金利を選択する
のがよかったと言えます。

一方でインフレ時代に入ると金利
に上昇圧力がかかる可能性が高く
なります。

そのため、デフレ下と同じ考え方
でよいはずもありません。

時代は転換点を迎えています。

過去こうだった、これがよいという
考え方は危険。

物価、金利の上昇リスクを念頭に置
いて住宅ローンを考えてきましょう。

【住宅購入のタイミングについて】

私どもの相談で当然ながら、影響の
大きいポイントです。

物価が上がる以上、先延ばしすれば
基本的に価格は上がります。

また、現在の金融環境を見据えても、
金利の方向性は上である可能性は高い
と言えます。

物価は下落、金利も下落方向であった
ここ30年程度とは大きく環境が変わっ
ていることを頭に置いておきましょう。

といってもだから慌てて買いましょう
ということではありません。

時代が大きく変化しています。

資産設計も、マイホーム購入について
も、これまで30年とは考え方を大きく
変えなければならない状況にあります。

「お父さんがこう言っていたから、友
達がこう言っていたからこうしよう。」

ということが、当てはまらない時代
なっています。

そのことを理解し、正しい情報、正し
い知識を得て、今の時代にあったプラ
ンニングをしていただきたいと思いま
す。

おうちの買い方相談室名古西店では、
ご相談者に最新の情報をお届けでき
るよう、常に研修等を実施し、最新
の情報を取得するよう努めています。

インフレ時代のマイホームの購入、
ライフプラン相談おうちの買い方
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合せください。