インフレ圧力の低下で米利下げは9月に!? …日本政府は円押し上げ介入
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目次
インフレ圧力の低下で
米利下げは9月に!?
…日本政府は円押し上げ介入
米労働省が7月11日に発表した米6月
CPIは事前予想を下回り、物価上昇圧
力が着実に低下していることを裏付け
ました。
また日本政府による為替介入も実施
されたと見られており、ドル安円高
となっています。
【米利下げ観測の高まり…】
予想外に下振れたCPIを受けて、金融
市場では9月の米FOMC (日本で言う
金融政策決定会合)で利下げが実施され
るとの見方が一段と強まっています。
年内の利下げ回数見通しも1回から2~
3回へと増える可能性があり長期金利
低下とドル高修正をもたらしています。
またCPI発表後に、1㌦=161円から
157円台へと一気にドル安円高が進ん
だことから日本政府によるドル売り円
買い介入が実施されたと見られます。
今までの介入と異なり、円安が進んだ
局面ではなく、短期的に円高が進んだ
局面での円押し上げ介入となりました。
【見通しの分かれる市場…】
円安圧力が強い中でドル売り円買い
介入を実施して市場の流れに立ち向
かっても、その影響は直ぐに市場に
吸収されてしまいます。
ただ今回のように、別の要因をきっ
かけに一時的に円高に振れた局面を
捉えて円を押し上げる介入を実施す
ると、非常に有効な介入になります。
9月には米FRBの利下げが予想される
一方で日銀は利上げ姿勢のため、日
米金利差縮小からいずれ円安の流れ
は転換すると見られます。
今回の介入はそこまでの時間稼ぎと
して効果を発揮します。2022年以来
の歴史的な円安進行もピークをつけ
そうです。
先週の株式&為替相場(前週末比)
日経平均:41,190円(+278円)
ドル円:158.16円
NYダウ:40,000.90㌦(+625㌦)
先週の日経平均株価
先週は荒い値動きとなりましたが
週間では小幅上昇となりました。
11日には史上 初めて42,000円台に
到達、TOPIX (東証株価指数)も最高
値を更新しました。
海外の年金基金など長期投資家の
資金が流入していることに加え、
企業の自社株買いなどが要因と
なっています。
⇒注目された米6月CPI (消費者物価
指数、インフレを計る指数)が市場
予想を下回ったことで早期の利下げ
期待が高まっています。
指数の発表前に警戒売りの出ていた
大型ハイテク株も買い直されていま
す。
また米利下げ観測の強まりにより、
ドル安円高の動きとなっています。
【資金の流れ】
輸出関連株 ⇒ グロース株
米ドル ⇒ 円
トランプ陣営に吹く追い風と
ビットコイン相場のゆくえ
【解説】
米テスラCEOイーロン・マスク氏が
トランプ氏のスーパーPAC (政治活動
委員会)に資金提供したことが報じら
れました。
資金力もありSNS上の影響力も強い
マスク氏の支援により、トランプ陣
営が勢いづいています。
【ポイント】
トランプ氏は大統領時代、仮想通貨
の価値変動の大きさや違法行為に使
われるリスクに懸念を示していまし
た。
ビットコインについても詐欺まがい
と評し、厳重な規制を求めていまし
た。ただ直近は立場を一転していま
す。
【今後の影響】
マスク氏とも意見交換しつつ、仮想
通貨の規制緩和を進める方針とも見
られています。
トランプ氏の返り咲きを見据えた
トランプ・トレードの一つとして、
年後半ビットコイン相場の上昇を
予想する声も出始めています。
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本資料は資産運用の参考となる知識構築を目的と
しており、投資勧誘を目的として作成したもの
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