電気・ガス補助金の一時的な復活

お金のコラム

こんにちは。

日々変化する経済の動向。

資産の運用や管理などにも少しでも
役立ててほしいと思い、お金のミニ
コラムをお届けします。

 

電気・ガス補助金の一時的な復活

【解説】

政府は5月に終了した電気・ガス代の
補助金を、冷房需要が高まる8月から
10月までの3ヶ月間再開すると発表し
ました。

7月の都知事選、9月の総裁選など選
挙日程を見据えた政治色の強い決定
とも言われています。

 

【ポイント】

これ以外に政府はガソリン代補助
年内をめどに継続させるほか、年金
生活者や低所得者を対象とした給付
金も検討するとされています。

ただ財務省からは予算の裏付けが不
明確との声も出ており財源に不安も
残ります。

 

【今後の影響】

円安侵攻により今後も生活コストは
さらに上昇する見込みです。

政策的に為替をコントロールする事
は容易ではないものの、目先の短期
的な補助金復活よりも円安抑制の方
が景気刺激効果は大きいとの指摘も
あります。

先週の株式&為替相場(前週末比)

日経平均:38,596円(-218円)

ドル円:159.79円

NYダウ::39,150.33㌦(+561㌦)

先週の日経平均株価

先週は小幅下落となりました。

週初から欧州の政局波乱でつまずい
たものの、 堅調な米国市場に支えら
れもみ合いの状況が続いています。

国内では日銀の金融政策動向に注目
が集まりますが14日の植田総裁の会
見内容からは急速な金融引締めは避
けたい考えが伺えます。

⇒7月のフランス下院選挙に向けて極
右(過激な右翼思想)が台頭しているこ
とや、英国与党の
議席減への不安が
高まるなど欧州政局に波乱が起きてい
ます。

これによりリスクオフ基調となるなか
日本株相場も影響を受けています。

特にフランスの政局に関しては注視
必要です。

【資金の流れ】
大型株 ⇒ ハイテク株
円 ⇒ 米ドル

米エヌビディア時価総額世界首位!?

…成長期待と中国市場での懸念点

エヌビディアの時価総額が18日、
マイクロソフトを抜き初めて世界
一となりました。

人工知能(AI )向け半導体の需要拡
大が買いを集めています。

一方で懸念材料も存在するため、
今後の見通しをまとめました。

【時価総額世界一に…】

エヌビディアの時価総額は18日終値
時点で3兆3,352億㌦(約527兆円)と
なっています。

業績がさらに 上向くとの期待が強く、
投資家の買いが続いています。

一部の証券会社では目標株価が140㌦
から200㌦に引き上げられており現在
の株価を5割近く上回る水準、実現す
れば時価総額は約4.9兆ドル(約774兆円)
となる計算です。

エヌビディアの株価は今年既に2.7倍
上昇しており、投資家の間ではエヌビ
ディアを買わ ないと上昇相場から取り
残されるとも言われています。

過熱感も指摘されますが強含み展開が
続きそうです。

【中国への輸出規制が足かせ…】

また株価の急騰に伴いファンドの
リバランス(配分調整)買いへの期待
も高まっています。

今月末には運用残高720億㌦(約11.3
兆円)規模のテクノロジー上場投資信
託(ETF )の大規模な組み換えが行われ
る予定で約110億㌦(約1.7兆円)の買い
圧力が加わる見通しです。

ただし米国による中国への半導体輸出
規制は足かせとなっています。

もし今年の大統領選でトランプ氏が当
選すれば、さらに規制が強化されると
見られ ています。

中国は世界第二のAI市場であり、この
点はエヌビディアの懸念材料となるた
め注視が必要です。

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本資料は資産運用の参考となる知識構築を目的と
しており、投資勧誘を目的として作成したもの
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