政府の更なる賃上げに向けた取り組み!? …労働生産性向上に繋がる支援は
こんにちは。
日々変化する経済の動向。
資産の運用や管理などにも少しでも
役立ててほしいと思い、お金のミニ
コラムをお届けします。
目次
政府の更なる賃上げに向けた
取り組み!?
…労働生産性向上に繋がる支援は
政府が6月下旬に閣議決定をする
「骨太の方針(経済財政運営と改
革の基本方針)2024」では、さら
なる賃上げを目指す政府の姿勢が
示されています。
持続的な賃金の上昇に向けた取り
組みに注目が集まります。
【中小企業の賃上げ支援…】
今年の春闘(春の労使交渉)では
予想以上の高い賃上げ率(中間
集計時点で5.17%、33年ぶり
の水準)が実現しましたが、
骨太の方針2024では更なる賃上
げへの取り組みが盛り込まれる
予定です。
内容としては 依然として大企業
と中小企業の格差が目立つこと
から、中小企業の賃上げ支援に
焦点が当てられそうです。
具体的には下請法の運用厳格化が
盛り込まれ、中小企業がコストの
上昇分を価格に転嫁しやすくし、
賃上げ原資を確保しやすい環境を
作ることなどです。
物価上昇を上回る賃上げの定着が
実現できるか注目されます。
【政策支援に期待…】
ただ政府が企業に賃上げを求める
だけでは、国民生活向上や経済成
長に繋がる持続的な実質賃金上昇
は実現できません。
海外での食料・エネルギー高騰や
円安進行を受けた輸入インフレ
ショックに見舞われている日本に
とって、
持続的な実質賃金の上昇を実現す
るためには労働生産性の向上が必
要不可欠です。
そのためには省力化に役立つAIな
ど自動化技術の導入促進や、デジ
タル化で仕事を失う恐れのあるホ
ワイトカラーに向けた専門知識の
習得やリスキリング(学び直し)が
重要です。
そうした政策支援が期待される
ところです。
先週の株式&為替相場(前週末比)
日経平均:38,814円(+131円)
ドル円:157.38円
NYダウ:38,589.16㌦(-209㌦)
先週の日経平均株価
先週は小幅上昇となりました。
米国でのハイテク株高や円安の
流れを受けて11日は39,336円ま
で上昇しましたが、39,000円台
に入ると戻り売りや利益確定売
りが強まる状況は変わらず週末
までに押し戻されました。
日銀金融政策決定会合について
も予想通りの内容でした。
⇒米FOMC(日本で言う金融政策
決定会合)では政策金利据え置き
年内の利下げ回数見通しも前回
の3回から1回へ引き下げられま
した。
ただ来年については3回から4回に
増加しており米FRB (日本で言う
日銀)の利下げは来年にかけて本格
化するという前提は揺るぎません。
【資金の流れ】
大型株 ⇒ ハイテク株
円 ⇒ 米ドル
iPhoneがチャットGPTの
搭載を発表、アップルの株価は
【解説】
米アップルがオープンAIと提携し、
チャットGPTを活用した生成AI
システムアップルインテリジェンス
の導入を発表しました。
音声アシスタントSiriの性能向上や
メール校正、オリジナル絵文字作
成などが可能となります。
【ポイント】
発表直後はAI開発を自社で賄えない
と受け止められて株安となりました。
ただ徐々に次期iPhone16シリーズ
への買い替え動機になるとの見方
が広がり、翌日からは続伸して13
日には時価総額で世界首位を奪還
しました。
【今後の影響】
現在iPhoneの検索サービスの初期
設定はGoogleが使われており、
アップルはその見返りとして年200
億ドルを受け取っています。
検索にチャットGPTが使われると、
Googleの優位性が揺らぎかねない
とも言われます。
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しており、投資勧誘を目的として作成したもの
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