マイナス金利の解除はもう目前!?…日銀の政策変更における注目点
こんにちは。
日々変化する経済の動向。
資産の運用や管理などにも少しでも
役立ててほしいと思い、お金のミニ
コラムをお届けします。
目次
マイナス金利の解除はもう目前!?
…日銀の政策変更における注目点
日銀による「異次元緩和」の象徴だった
マイナス金利からの脱却が目の前に迫っ
ています。
日銀の政策転換(マイナス金利解除)は
現在の日本株高に冷や水を浴びせる
リスクもあり、動向には注視が必要
です。
【懸念される円高リスク…】
高水準の企業業績に支えられ賃金
と物価の好循環も見えてきたこと
から、早ければ3月18~19日の金
融政策決定会合での政策修正が見
込まれています。
注目されているマイナス金利(民間
銀行が日銀に預金する際の金利)の
解除だけでなく、
同時にYCC (イールド・カーブ・
コントロール=現在長期金利を1%
弱に抑えている)撤廃の可能性も指
摘されています。
懸念されているのは上記が日銀が
急激に利上げを進めると捉えられ
てしまうことにより一気に円高が
進んでしまうことです。
そうなれば株式市場にも悪影響が
出かねません。
【日本株への影響…】
日銀が3月にマイナス金利を解除する
場合、政策金利は現行の-0.1%から
+0.1%に引き上げられ、その後来年
春ごろに+0.3%まで引き上げられる
ことも予想されます。
その後も日銀の金融政策正常化は続き
金利の正常化から量の政策の正常化に
局面が移るものと考えられます。
そのなかで国債保有残高を削減させる
QT (量的引締め)は2025年の後半にも
開始される可能性があります。
これまで物価高×円安×金融緩和で株高
が進んできた日本株にとっては逆風の
環境に向かうとも言えるため、注意が
必要です。
先週の株式&為替相場(前週末比)
日経平均:39,688円(-222円)
ドル円:147.11円
NY株式:38722.69㌦(-365㌦)
先週の日経平均株価
先週の日経平均株価は6週ぶりの
反落となりました。
週前半は前週までの好調な流れと
米国株高を受けて上昇、史上初の
4万円台を突破しました。
ただ週後半には日銀の早期マイナス
金利解除 観測が浮上して為替が円高
に振れたことから急失速、足元の
過熱感も意識され下落しました。
⇒米国株式市場では中国リスクが
重荷となっています。
中国でのスマホ販売落ち込みが
伝わったアップルは4か月振りの
安値を更新、
直近上昇していた半導体関連も
中国向け輸出が制限されることが
報じられて不安感が増しています。
中国経済減速が米国株の不安の種と
言えます。
【資金の流れ】
内需株 ⇒ ハイテク関連株
米ドル ⇒ 円
米国大統領選のゆくえと金価格
【解説】
スーパーチューズデー(大統領予備
選挙)は予想通りトランプ氏が圧勝し、
本選挙でバイデン大統領との一騎
打ちが現実のものとなりそうです。
世論調査では支持率42%対48%で
トランプ氏がやや有利の状況です。
【ポイント】
バイデン大統領不人気の要因は、
イスラエル・パレスチナ問題での
イスラエル寄りの姿勢がアラブ系や
若年層から強く批判されていること
と高齢(81歳)であることです。
トランプ氏はこの点を重点的に
攻める姿勢です。
【今後の影響】
トランプ氏は中国との対立激化を
匂わせる発言を繰り返しています。
仮にトランプ氏の大統領返り咲きが
実現すれば米中対立や東西分裂など
地政学リスクの高まりにより、
金価格などのさらなる上昇も予想されます。
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