ガソリン最高値更新に揺れる補助策!? …今後の価格見通し
岸田首相は8月30日、ガソリン価格
高騰対策の補助金について、期限を
9月末から年末に延長すると表明
しました。
これにより当面ガソリン価格が
190円台に乗せることは回避され
ましたが、課題も残ります。
目次
ガソリン最高値更新に
揺れる補助策!?
…今後の価格見通し
【ガソリン高騰の要因…】
8月末時点のガソリン価格全国平均は
185.6円/Lとなり過去最高値を更新
しました。
ガソリン等の石油製品価格は原油の
調達コストに連動し、基本的に
ドル建ての国際相場と円相場で
決まります。
これを踏まえると 直近のガソリン
高騰の要因は主に3つ。
①サウジアラビアなどの産油国が
協調減産しており原油価格が上昇
している
②急激な円安・ドル高により為替
コストが増えている
③昨年導入したガソリン高騰対策の
補助金を縮小した。
これらの高騰要因のうち③について
対応策を取ることで少なくとも
年末までは落ち着きそうです。
【時間稼ぎにしかならない…】
補助金制度が延長されることで
ガソリン価格は170円~175円/L
程度に抑えられると思われます。
年末以降も状況により再延長も
考えられるため、家計(総世帯)の
年間ガソリン購入支出は約8,000円
節約できる計算になります。
このように家計には追い風となる
反面、財政負担を一層増加させる
ことは結局国民の負担になるとも
言えます。
また脱炭素政策に逆行すること
にもなるなど問題点も多いと
言えます。
ガソリン以外にも電気・ガス料金の
補助も延長する見通しですが、時間
稼ぎではなく本質的な対策が必要と
言えそうです。
先週の株式&為替相場(前週末比)
日経平均:32,710円(+1,086円)
ドル円:146.22円
NY株式:34,837.71㌦(+491㌦)
先週の日経平均株価
先週は大幅高となりました。
米国の金融引締めへの警戒感が
和らぎ幅広い銘柄が買われました。
日本株は今春以降の顕著な上昇が
一服し、踊り場にあります。
今後の一段高には 「9月は株安」の
経験則を打ち返し、海外投資家の
本格的な買いを呼び込む必要が
あります。
⇒米国では7月のJOLTS求人件数、
8月のADP民間部門雇用者数、
4-6月期GDP改定値など弱めの
経済指標が相次いだことで、
金融引締め(利上げ)長期化に
対する警戒が大きく後退しました。
長期金利も低下しており、株式に
資金が入りやすい地合いが醸成
されています。
【資金の流れ】
グロース株⇒ 主力大型株 円 ⇒ 米ドル
10月から厳しくなる
ふるさと納税のルール
【解説】
10月からは寄付を集めるための
経費の基準が厳格化されます。
これに伴い、自治体によっては
経費総額を基準以下にするため
返礼品の調達コストを抑える
(品質を落とす、量を減らす)
対応を取ることが考えられます。
【ポイント】
人気のある熟成肉と精米に関しても
ルールが変わります。
これまでは自治体内で加工された
食品であれば他県や海外で生産された
肉や米でも地場産品と言えましたが、
今後は都道府県内で生産された物に
限定されます。
【今後の影響】
上記変更により熟成や加工のみした
熟成肉や精米を地場産としていた
自治体は取扱いをやめることに
なります。
10月以降は利用者の選択肢が減る、
お得感が減ることが予想されるため、
月内に駆け込み寄付が増えそうです。
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