ジュニアNISA終了に伴い、教育資金づくりは再考が必要

お金のコラム

 

ジュニアNISA終了に伴い、
教育資金づくりは再考が必要

【解説】

来年の新NISA開始に伴い、現行の
ジュニアNISA制度は廃止となります。

廃止に伴い来年からは新規の投資は
できなくなりますが、

現在運用している資産は5年の非課税
期間か18歳になるまでは非課税運用
できます。

【ポイント】

ジュニアNISA口座は現時点で98万
口座が開設されています。

子の教育資金や就職に際した出費
など将来必要な資産を中長期で
貯めるために活用していた親も多く、

来年以降はこれに変わる方法
考える必要があります。

【今後の影響】

夫婦2人でNISA口座を開設すれば来年
以降は年間最大720万円の非課税枠を
使えます。

この中で子のための資金を運用
しつつ、
子への支出のピークが
過ぎたら老後の
資産形成に活用すると
いった考え方は
有効と言えます。

先週の株式&為替相場(前週末比)

日経平均:31,450円(-1,023円)

ドル円:145.26円

NY株式:34,500.66㌦(-781㌦)

先週の日経平均株価

先週は大幅安となりました。

国内では材料に乏しく、外部環境に
神経質になる展開が続いています。

米格付け大手フィッチによる米銀の
格下げ懸念や中国不動産大手の
恒大集団が米国で破産申請した事など、

リスクオフを意識させるニュースが
多く大幅安となりました。

米国では強い経済を反映した統計が
足元で相次ぎ発表され、

金融市場が想定するFRB (日本で言う
日銀)の利下げ転換時期は後ずれ
しつつあります。

米金利が上昇基調にあることから
影響を受けやすいハイテク株が大幅に
下落し、引きずられる形で全業種が
売られました。

【資金の流れ】
インバウンド関連株 ⇒ 輸出関連株
円 ⇒ 米ドル

ガソリン価格は年末212円/Lの可能性も!?
…補助金制度延長の問題点

8月16日に経済産業省が発表した
ガソリン価格は181.9円/リットルと
15年ぶりの水準で、

史上最高値の185円/リットル(2008年
8月)に近づいています。

今後の価格と補助金制度の見通しを
まとめました。

【ガソリン価格はさらに上昇…】

政府はガソリン価格上昇を抑制する
補助金を6月から段階的に削減して
おり9月末には撤廃する方針です。

これが足元のガソリン価格上昇の
要因となっています。

国内でのガソリン価格は海外での
原油価格とドル円 レートの2つの
要素で決まります。

これを基に試算すると9月末の
ガソリン価格は199円/リットル
なる計算です。

更に原油価格と為替が3%程度上昇
すると212円/リットルまで達する
可能性があります。

ガソリン価格の上昇は物流などに
影響し、個人消費にとっても打撃と
なります。

今後の動向には注視が必要です。

【補助延長には議論が必要…】

ガソリン価格が史上最高値を超える
見通しとなったことを受け政府内では
補助金制度延長の議論も出てきている
ものの、

3つの大きな問題点が壁となっています。
❶市場価格を歪めてしまう
❷脱炭素社会実現の政策方針と矛盾
❸財政負担が膨らむ
の3つです。

補助金により国民が助かると感じて
いるのは確かですが 既に4兆円規模で
投入された補助金の財源は税金や
国債発行によるものです。

結局は国民負担なのに変わりはなく、
安易な延長は避けるべきとも言われ
ます。
所得制限を設けた給付金制度なども
考えられそうです。

 

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