マイナンバーカードは実質義務化!?
ちょっと賢くなるお金のミニコラム
マイナンバーカードと健康保険証の統合を
巡って混乱が広がっています。
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こんにちは!
これまで「F学新聞」としてお届けしていた
経済情報などを、こちらのブログで
紹介しています!
目次
先週の振り返り
◆先週の株式&為替相場(前週末比)
日経平均:27,105円(+215円)/
ドル円:147.58円/
NY株式:32,861.80㌦(+1,779㌦)
◆先週の日経平均株価
米国株の上昇を受け小幅上昇となりました。
米長期金利の上昇にも一服感が出てきており
企業を悩ます過度な円安(輸入材などの高騰に
繋がる)が解消されるのではという期待感も
出てきています。
ただ中国の景気減速も見えており
世界経済に一喜一憂する相場です。
◆NYダウ(米国株の指数)
米国ではNYダウ(米国株の指数)が
先週末から6営業日続伸となり
大幅上昇しました。
一方アマゾンとアップルが決算発表を受けて
大幅安になるなど強弱入り混じる相場と
なりました。
今週の米FOMC(11/1~2)で利上げペースの
鈍化に向けた発言があるか注目されています。
【資金の流れ】
グロース株 ⇒ 好決算銘柄 円 ⇒ 米ドル
注目トピック
◆マイナカードは実質義務化!?
…保険証や免許証との統合による混乱
【保険証統合の狙い…】
2016年に交付が始まったマイナンバーカード。
直近マイナポイント(最大2万円)の施策もあり
交付率は 伸びており50.1%となっています。
ただ政府の掲げる22年度中の全国民交付には
程遠い為、保険証と統合する事で交付率を
上げる狙いもあります。
統合によってマイナポータルから
過去に処方された薬や特定健康診断の情報を
いつでも確認できるようになるという
メリットもある反面、
地方の医療機関等ではIT化が遅れているため
混乱を招くとの指摘もあります。
また自治体の申請窓口も問い合わせ殺到で
混乱が起きています。
【他にも様々なものが統合…】
また運転免許証との一体化についても
24年度末の予定を前倒しすることが
検討されています。
これについても免許更新や住所変更の手続きが
簡単になるというメリットがある反面、
秘匿性の高いマイナンバーカード を
常に持ち歩かないといけなくなる事が
問題視されています。
さらに政府が国民に給付金を出す際に
便利になるという触れ込みで銀行口座と
マイナンバーカードの紐付けも始まっています。
賛否両論はあるものの、
日本が出遅れている社会のデジタル化を
推し進める効果はあるため、
混乱を起こさない方法が求められます。
今週の話題
◆円安加速も懸念される大型経済対策
【解説】
政府が28日に閣議決定した総合経済対策では、
裏付けとして29兆円を超える補正予算が
組まれます。
財源の大半は赤字国債の発行頼みとなるため
財政悪化が懸念されている一方、
効果には疑問視する声も挙がっています。
【ポイント】
イギリスで大型減税策が金融市場の
大きな混乱を招いたことから、
各国では財政健全化の重要性が
改めて認識されています。
そんな中、只でさえ財政環境の悪い日本で
財政拡張策が強化されることには危機感も
募ります。
【今後の影響】
金融市場に円安の加速という悪影響を与える
リスクもあります。
今回の経済対策は電気・ガス値上げなど
インフレへの支援策ですが、
円安が後押しされれば(輸入価格上昇から)
物価高圧力を高めることにも繋がります。
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目的としており、投資勧誘を目的として
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